社長と同行二人 令和4,7,24
「与信管理について!」
こんにちは、齊田です。
先々週は「HowtoとBeの両立」でした
これに関連して、ある2代目の社長様と面談しました
その会社は、業績も良く将来設計もしっかりされて、申し分の無い
ように思われました。
しかし、10人10色のように、社員さんとの関係性で悩んで折られました。
そこで使用したのが「質問ノート」です。
これは私が師事しております、河田真誠先生がつくられた「ハナサクノート」です。
私は河田先生から「質問による問題解決」と言う事を教えて頂き、新規先や既存のクライアント様に使用しております。
このノートは12項目からなり、それぞれ8つの質問があります。
1項目1時間半くらい掛けて回答し、記入することで頭の奥のほうにある事柄が、浮き出てくる、自分自身に気付きをあたえるものです。
この質問ノートで質問1「どんな経営者になるか」を、アドバイスを
交えて約2時間考え、記入して頂きました。
そうする事で社員との今迄の関係性の悪さは自分自身の問題だという事を気付から、笑顔で帰られました。
やはり社長としての「Be」がいま少し欠けていた事を自認されたようです。
これからも、「質問ノート」を使いながら、社長様の悩みの解決や将来設計、社員との関係性の向上に使用したいと考えております。
さて今週は「与信管理について」です。
今月の初めに、ある社長様と来期目標設定をしておりました。
その際に「重点攻略先」を決めて営業をかけることにしました。
そこで気になったのが「重点攻略先の財務内容」です。
前々回の打合せの際に重点攻略先、上位5社分の「商業登記簿謄本」と「社長の自宅の土地、家屋の登記簿謄本」
を取得して頂きました。
そこから見えてきたのは、ある会社の「自宅の登記簿に多額の限度額が付いていた事。また金融機関以外の会社の担保設定がされていた事」です。
会社の商業登記簿謄本と土地、家屋の登記簿謄本で1社約1,000円程度です。また全国何処の県の会社、土地でも取得できます。
それらから、2点の問題点が発見されました。
その会社は昨年、多額の不良債権を被っていたので、与信管理にはナーバス
になっております。
そのために、重点先の調査をしてみました。
通常の会社からは覗えない、内容があらわになりました。
「あの会社が借入限度額●●円も設定しているのか!」
また健全経営と信じていた先のあの会社が金融機関以外のノンバンクから借入していたとは、、」
等のいろんな情報が入手できました。
これも1社たった1,000円程度で入手できるものです。
但し今回は私からの指導不足で、会社の土地、家屋の登記簿謄本を入手するようにしていなかったので、会社の資産に関しては次回への持ち越しになりました。
多くの社長様は、得意先の「与信」にそれ程気を使っていない事でしょう!
これからは弊社のクライアント様に、同様の「商業登記簿謄本」「会社の土地、家屋の登記簿謄本」「社長の自宅の土地、家屋の登記簿謄本」の3点セット取得するように指導していきます。
売上を上げる、利益を上げることも大事です。
しかし、それだけではなく債権の100%回収も、それらと同等に大切な事です。
不良債権になっては、少々の粗利益では解消できません。
不良債権は、純利益から出て行くといわれております。
そのメルマガをお読みの皆様、新年度になる際に、再度顧客先の与信に注意を払いませんか?
それが会社を守る術だと考えております。
今週もお読み頂きありがとうございました。
来週もよろしくお願いいたします。