前回の話

 

 

 

3月22日、僕のTwitterアカウントが凍結された。

春は大地に根を降ろした新しい生命の息吹に目を凝らし、爽やかな風に乗せ詩を紡ぎ、
夏は心の内を映し出すように瑞々しく青々とした空を眺め、夜は星々をなぞり、
秋は澄みゆく空気と日々山の向こうへと急ぎ足で暮れ早める太陽を横目に冬を予感し、

冬は枯れ木の隙間から覗く、どこまでも薄く伸びる雲と、寒風に揺れる梢の蕾にやがて訪れる新たな春を待ちわびる。
 

主にそんな風に、日々の鮮明で生き生きとした心情をツイートをしていた僕のアカウントが、である。

僕のアカウントは、

"友人同士の会話などの攻撃的な意図がないケース"

以外での攻撃的な発言は行っていない。はずである

 

かつてTwitterがポリシー違反にならないケースとして挙げていた、
「何のんきにパズドラしとんねん殺すぞ」

を超える範疇の発言はしていないはずだ

 

 

アカウント凍結の解除を要請する異議申し立てのメールは、

どれだけ丁寧に書いても自動返信で

 

"利用規約の違反により、お客様のアカウントは停止されました。復活のための審査を行いましたが、あなたのアカウントは回復しません。"

という一文が機械的に帰ってくるだけだ。

 

 

毎度真剣に異議申し立ての文章を考えるのにも疲れていたし、

新たにTwitterアカウントを作成することもできないため、

Minecraftでイーロン・マスク抗議看板を立ててデモを行って鬱憤を晴らす事くらいしか出来なかった。

 


そんなくだらない事をしている最中、ふと思った。

 

ChatGPTに異議申し立てを考えさせれば良いのでは?🤔

どうせ向こうはろくに文章も読んでいないAIによる自動返信だ。
ならば、こちらもAIくんに文章を作ってもらうくらい問題ないだろう・・・!

まずはじめに、利用規約に違反していないにも関わらず凍結されてしまったというアプローチの文章を作ってもらい、DeepLで翻訳し、日本語と英語の2パターンで異議申し立て入力フォームに記入して送信。



そして、そのメールの返信に対して更にどんな異議申し立てをすれば良いかを考えてもらう。




更に回数を重ねて、少しずつ異議申し立て文のパターンを増やしてブラッシュアップしていく。




文章の雛形が完成し、いろんなパターンも増えてきたので、
次に、"これは一企業による言論統制である"という角度から攻める。





その後も、英語と日本語のニュアンスの違いにより日本語特有のミームやジョークが機械的に違反するツイートと認識され、アカウント停止の内容になっているという可能性や、自動返信以外の文章で説明を求める文を作成など、様々なパターンでの異議申し立て文章を作成・・・
出来上がった文章を何度も送信し、何度も「あなたのアカウントは回復しません」メールを受け取った。

そして、最終的に


Twitter及び紐付けられたサービスには様々な個人情報が登録されている。
そして法ではなく企業の主観でアカウント凍結を行うことは表現の自由を侵害している!

という最終奥義

"個人情報"と"表現の自由"のアプローチ文

が完成した。

 

 

このメールを最後に、アカウント凍結は解除され、

約半月に及ぶTwitter凍結異議申し立てバトルが幕を閉じた。


 

"精査した結果、あなたのアカウントが回復することはありません"

という内容のメールが20通近く来ていた割には認める時はあっさりと認められた。

結局、何が原因で凍結されていたのかは不明だった。ともあれ・・・

 

イーロン・・・お前が買収して無茶苦茶にして凍結されたTwitterを、お前が開発中止を要請しているChatGPTで凍結解除してやったぜ・・・

 

というかTwitter凍結されてる間にマイクラの立て看板で抗議してたような事をまたやってんじゃねえよ・・・インターネットミームの仮想通貨を買い煽りするためにTwitterのアイコンを仮想通貨にするってなんだよ・・・やっちゃいけないこと全部やってんじゃねえか・・・なんやねんイーロンお前・・・

 

 

あとそんなことしてないでこのクソみたいなDMの奴らをなんとかしろや💢💢💢

 

というわけで、Twitterはなんとか元に戻れたので、皆さん今後も仲良くしてください。