「あ~、、、もう桜が咲いてるんだなぁ」
、、、”そうですね、3分咲きってとこでしょうか?”
車窓に映る景色を眺めて呟く俺にマネージャーが答える
街灯に照らされた街路樹の桜がチラホラと咲き始めている
「ほとんど外に出ないと季節からも取り残されるよな(笑)」
、、、”ですね、、、せいぜい、差し入れの菓子の包みぐらいでしか(笑)”
何とも味気ない話題に、味気ない男同士の無粋な会話
やれやれ、、、だな
、、、”それでも貴方はまだいいじゃないですか?”
「へ?」
、、、”家に帰れば、彼女さんが季節を運んでくれるんでしょ?”
さっきまで同調していたマネージャーが突然のクレーム
「そうだ、、、な」
そう言われて、家で待つアイツの事を思い浮かべる
部屋のファブリック、玄関の花、そして、、、日々の料理
さりげなく、、、俺に季節の移ろいを教えてくれる
「、、、ただいま~♪」
、、、「あ、おかえりなさい♪」
ドアを開けて、奥にいるはずの彼女に声をかける
キッチンにいた彼女が嬉しそうに顔をヒョコっと出して迎えてくれる
自室のドアを開けて、荷物と上着を放り込むと洗面所に向かう
手を洗い、うがいをし、、、キッチンの彼女の元へ
「改めて、、、ただいま、、、ギュ💕」
、、、「おかえりなさい💕今、お茶入れるね」
そう言って移動しようとする彼女を背後から抱きしめたまま
おなかの辺りを両手で支えて、鼻先でうなじを探る
フワリと香る、、、優しい香り
春の、、、春の、、、香りだ💕
「今日さ、、、帰り道に桜が咲いてるの見えたんだよ、、、chu💕」
、、、「んっ、、、駅前の遊歩道も咲いてたよ」
「花見、、、行きたいな、、、chu💕chu💕」
、、、「んっ、、、行きたいね、、、あ、明日、切り花買ってこようか?」
耳元に囁きながらキスを続ける
少しずつ声が甘くなってくるのを確認して、前で組んでいた手を上にずらして
「ふふ、、、俺の見たい花は、、、ここにあるからさ💕」
、、、「ん、、、待って、、、ここじゃ、、、ゃ、、、」
耳たぶをそっと食んで、、、
「や?じゃ、、、リビング行こうか?」
、、、「うん、、、」
すっかりチカラの抜けた彼女をかかえると、、、リビングへ運ぶ
ドサッ♪
ソファに降ろすと、上から包み、、、前を大きく開く
先週末に、丹念につけたシルシがうっすらと残る白い肌
その上をなぞるように唇を合わせながら、、、背中の金具を、、、
「外の桜は、、、3分咲きだけど、、、ここは満開にしてやるから💕」
、、、「ん、、、」
「でも、、、まずは、、、」目の前にあらわれた上半身、、、早くここにかぶりつきたいけど、、、
優しく微笑んで俺を見つめる彼女の両頬を両手で包み込み、、、
「chu💕」
、、、「んぅ💕」
「chu💕chu💕、、、chu💕、、、」
唇を重ねて、、、頬を包んでいた手を後頭部に回して、更に激しく続ける
彼女も応えるように、俺の背中に手を回して身体を密着させてくれる
息継ぎをする時間も惜しんで、、、長い口づけを
甘い吐息、、、どんな美しい花よりも、優しくかぐわしい
「ふぅ、、、」
、、、「、、、んぅぅ、、、」
唇を離し、見つめ合うと、もう瞳は蕩けている
もう一度そっと抱きしめて軽くキスをし、柔らかい場所を両手で包む
「まずは、、、ここを、、、咲かせような💕」
、、、「、、、ひぁ、、、」
キスで軽くくすぐってから、唇でくわえて可愛がる
合わせて、もう片方を指で可愛がるのも忘れない、、、
「chu💕どっちが、、、好き?気持ちいい?」
、、、「っっ、、、どっち、、、も、、、」
「どっちも?ふふ、、、欲張りさんだなぁ」
、、、「だ、、って、、、ぁっ、、、ダメぇ、、、」
わざとリズムをずらしながら、可愛がっていると彼女の身体が動くのがわかる
背中を支えていた手を、下にずらし足の付け根に触れる
「ここも同時に可愛がったら、、、もっと気持ちいいよね?」
反応してくれるのが嬉しくて、少しずつリミッターが外れていく
「可愛いなぁ、、、可愛いから、、、たっぷり時間かけて何度もシてあげる💕」
、、、「ぁっ、、、っ、、、」
言葉にならない鳴き声が、、、益々俺の気持ちを煽っていく
ダメだ、、、もう、、、止まんねぇ
可愛い彼女から香る春の香に、、、今夜も酔う
外で花見を楽しむなんて、、、もはや叶わぬ夢だけど
俺の腕の中で可憐に咲くオマエがいてくれればいいや
今夜はオマエの肌に花を咲かし、、、そして、、、花びらを散らそう
END