MC

 

「日本という国は、不安定な場所にあって、、、プレート的にも地理的にも

太古の昔から常に災害や、海外からの圧力に脅かされてきたわけなんですけど、、、

 

それゆえに、今ウクライナで起こっている出来事は他人事じゃないし、日々ニュースで見たり

日本にもウクライナから結構な人が仕事や勉強でやって来てて、その人たちが向こうに戻れなくなって、、、

現地に残っている家族や大切な人を心配している様子を見ると胸が痛むんですけどね、、、

 

恐らく我々が思っている以上に、あのロシア近辺の事情っていうのは複雑で

何百年も前からヨーロッパとの陣取り合戦のようなモノがあの辺りではずっと起こっていたわけで

ロシアにはロシアなりの言い分っていうか、事情があるとは思うんですよね

まぁ、、、だからといって何の罪もない民間人を殺していいかって理由にはなりませんけれど、、、

 

日本もね、、、あの太平洋戦争で300万人の罪もない民間人が殺されたわけですけど、、、

当時のロシアで民間人がどれくらい犠牲になったかご存じですか?

調べたら2700万人の方が亡くなっているんですよね、、、

だから、当時の記憶があるから、、、あの国なりに、ここで何とかしなくちゃまた自国が蹂躙されるって想いがあってね

、、、多分、、、それでトップがおかしくなっちゃったんじゃないかな?と思うわけなんですよ」

 

「では、、、この辺で今回のメンバーを紹介したいと思います」

 

メンバー紹介

 

まず、前列の ギター長谷川さん ベース土井さん ドラム新村さん コーラス美恵ねえさん

 

1stバイオリン柳原さん 指揮者柳澤さん

 

EARTH MIND オーケストラの皆さん

 

キーボード、アレンジメント、バンドマスター光田さん

 

「トップが間違えてしまうと、、、世の中はどんどん間違った方向に行ってしまいます

日本もここ20年くらい、、、ずっと大変な状況になってますよね

 

みんな、黙って話聞いてますけど、、、きっと心の中で、”せっかくコンサート楽しみに来たのに何でこんな暗い話聞いてなきゃいけないんだ?”と思ってると、、、

でも、、、世の中がこんな時だからこそ、考えなきゃいけないんですよ

 

あの大戦の時、、、神風特攻隊っていうのがあって、、、

乗っていた若者は何の疑いもなく、日本の為にって粗末な装備で作られた飛行機で敵の艦隊に突っ込んで行ったんですよ

当時は、それに誰も疑問を持たなかったわけですよね

神風特攻隊って、どれくらいいたのかと調べたら大体1000機くらいいたそうです

そのほとんどが、目標に辿り着く前に撃ち落されてしまったみたいですけどね、、、

 

今、時代がこんな不安定な状況になっているからこそ、、、自分達で過ちに気づいて元通りの世界に戻さなきゃいけない

その世界を次の世代にちゃんと渡してあげなきゃいけない

それが、今生きている大人の大事な役目なんですよ、、、そんなこれからの世代を殺してしまうなんて間違ってます

どうか、、、あの国も、早くそれに気がついて欲しいと思います、、、

 

ホントね、、、何で、コロナで大変な時に、あんなことをしてるんでしょうね

もしかしたら、、、コロナが早く収まっていたら戦争なんて起こらなかったんじゃないかな?とも思うんですけど

日本は島国だから、山を越えたらすぐ隣の国っていう恐怖はわからないから、、、そういうのもあるんじゃないかな?とね

 

早く、バイデンさんとプーチンさんとキンペイさんに話し合ってどうにかして欲しいなと思いますよ

俺がちょっと行って一言言ってやろうかな?

こうやって(片足上げて、両手を広げておどける)、、、あ、でも、、、プーチンさんにはダメかな?

目の前でふざけた瞬間に銃で撃たれそうな気がする、、、」

 

、、、それ以前に、、、たどり着く前に危険だから、、、ヤメテください

 

 

「最近ね、、、僕はカバンの中に常にペンとセロハンテープをビニール袋に入れて持ち歩いてるんですよ

僕は一年中、しょっちゅう国内をコンサートやプロモーションで動き回っていて、、、東京にいないことも多くて

そんな出先にいる時に、何か有事があったら多分携帯もつながらないしね、、、

そういう時に、家族に”俺はここにいるよ”って、、、避難所の掲示板とかに、おそらく紙は何かしら手に入ると思うんで

メモに書いてテープで貼っておけば誰かが見つけてくれるかな?と、、、

”あ!石井竜也だ!!ってね、、、もしかしたら、剥がされて持って行かれちゃうかもしれないけど(笑)

 

いつも、、、何かが起こった時に何をするべきか、、、考えていたいと思ってます」

 

 

05 君に戻ろう

 

 

06 MEMORY

 

 

MC

 

「次の曲は『WHITE MEMORIES』っていう曲なんですけど、、、

 

親父が亡くなって、、、13年が経ちますけど、、、今でも悩み事があると、、、親父の写真立てがパタッと倒れたりして

ずっと、俺の傍で見守ってくれてるような気がするんですよね、、、

 

自分は無宗教ですけど、、、俺にとっての神様は、、、やっぱ親父かな?

やっぱり自分にとって大切な信じられる人が、神様だと思うんです、、、

脇から生まれてきた人や、磔になった人や、世界には色んな神様がいますし、それぞれが何を信仰していようといいと思うけどね

 

人は死ぬとき、それぞれ心配な人がいたりして、、、家族だったり、愛する人だったり、、、

それが心配でエンジェルになっても、ずっとその人の傍で見守ってくれてると思うんですよ、、、

僕もいつか、そんな時が来たら、、、家族の傍にいたいと思いますし、、、みんなのところにも行くかもしれないです

 

ほら、、、『千の墓になって』?じゃない、、、『墓の千になって』?、、、『千と千尋』?

、、、まぁ、、、そんな、死人目線の曲です(笑)」

 

 

07 WHITE MEMORIES

 

 

歌う前に、、、あれだけふざけたにも関わらず、歌っている最中に何度もこみ上げてくるモノを、、、

サングラスの中でこらえていたにいさま、、、

声は震えていたけど、、、確かな力強い歌声は、確かにお父様が近くで見守っていてくれたからだと感じました

 

歌い終わって、、、鼻をすすりながら

 

「歌いながら、、、きっと親父がこの会場で見ててくれてるかなと思ったら、、、ちょっと、、、ね」

 

と、恥ずかしそうに、、、指先で目尻を拭っておられました

 

 

 

その3へ続く