さて、発掘された古文書の続きやいかに。
---------「カムオシロの流言」覚え伝えの書 -巻の弐-------------
先の大長老 爺(じい)ミントーは、とんでもないことを始めた。
親族の長 撹乱の民ガキタニーニに声だかに叫ばせた。
「民(たみ)シュートは、能力不足である。装置を修理することはできない。シマーフクの民を救うことはできない」
ひとりの民がこう訪ねた
「では、民(たみ)シュートのかわりに、誰ができるのでしょうか?」
撹乱の民 ガキタニーニは知らぬ顔をし、
同じことを声だかに繰り返すだけであった。
「民(たみ)シュートは、能力不足である。装置を修理することはできない。シマーフクの民を救うことはできない」
民の多くは、何が起こったのかよくわからなかった。
爺(じい)ミントーは、さらに考えた。
あろうことか民(たみ)シュートの縁者ふたりに、大量の財宝を与えた。
それは、風見鶏の民 ヤマーハトそして灰色の民 ザワーオ。
爺(じい)ミントーは、三人に声だかに叫ばせた。
「民(たみ)シュートは、能力不足である。装置を修理することはできない。シマーフクの民を救うことはできない」
この様子を見聞きしていた民は、ようやく事の次第がわかり、あきれてしまった。
シマーフクの民は、どうするんだ。
壊れた「装置」の修理が終わってない。
そんなことをしている場合か?
・・・そんな声が、にわかに沸き起こってきた。
爺(じい)ミントーは、民の声に耳を傾けている余裕はなかった。
なんとしてでも「装置」を作らなければイケナイ。
そのためには、なんとしてでも、民(たみ)シュートを大長老の座から、引きずり降ろさなければならない。
「装置」の修理やシマーフクの民の復興に奔走している大長老 民(たみ)シュート。
ところが、爺(じい)ミントーの企てに、行動を阻まれてしまい、身動きが取れなくなってしまった。
ついに、大長老 民(たみ)シュートは、一計を講じることにした・・・。