倭の国に伝わる話 第八話<サプリメント076> | 人生の壁を乗り越えるための199個のサプリメント

人生の壁を乗り越えるための199個のサプリメント

恋愛や人間関係、仕事などの人生の壁。ちょっとしたコツを知っていれば乗り越えることはできます。ちょっと考え方を変えるだけの「生き方のコツ」=サプリメントをお届けしますからご安心を。


昔のヒトは、シンプルなお話を伝承することで真実を伝えてきた。
神話や昔話には、いろいろな真実が垣間みてとれる。


ここに、ある古文書が残されていた。
偶然、首都トーキで発見されたものである。
シマーフクの災難」の三ヶ月後の出来事のようである。

さて、むかし、むかしのお話。



---------「カンオシローの流言」覚え伝えの書  巻の壱--------------
倭歴二千十一ノ年六ノ月
大きな波の襲来から、三ヶ月が経過した。
壊れた「装置」の修復は、まだ終わらない。
あまりに危険な「装置」であるが故に、装置を作った技術の民 デンリークですら、どうにも成す術がなかった。


歴史上初めて、民が住むことができない地が、倭の国にできてしまった。


「装置」を司ることは、もはや民にはできない。
こう結論づけた、大長老 民(たみ)シュートは、各地に建造された「装置」を止め、
そのかわりに「風の装置」や「日の光の装置」に切り替えることにした。
「自然の装置」への切り替えである。


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そして、もう二度と技術の民 デンリークには、「装置」は作らせないことにした。
「装置」が壊れたときに、真っ先に逃げ出そうとしたことを、民(たみ)シュートは、忘れてはいなかった。
それは、民(たみ)シュートが初めて声を荒げたときでもあった。
逃げるデンリークに、民(たみ)シュートは、怒りに燃えて言ったのである。

「逃げることは、ゆるされない! 自分たちが作ったものだ。覚悟を決めろ!」


さて、慌てたのは、
先の大長老 爺(じい)ミントーと、技術の民 デンリークである。
彼らは、なんとしても新たな「装置」を作りたかった。
「装置」を作ることで、莫大な財宝が彼らの元へ入るのである。

いかなる手を使ってでも、民(たみ)シュートを大長老の座から、降ろさなければならない。
先の大長老 爺(じい)ミントーは、とんでもないことを始めた・・・。


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