念願かなって、クリエイターになった若者と、どこぞのオジさんクリエイターの会話。
いよいよ佳境へ。
アーティストとデザイナーの違いってなんでしょう。
ん?
同じものじゃないのって?
うむむむ。
大事なことを言うから、心して、聞くんだ。
若者。
アーティストは、他人が認めてくれようがくれまいが、自分のための作品を作るヒト。
デザイナーは、他人からの要請を受けて、その願いを叶えるため、他人のための作品を作るヒト。
まったく違う。
似て非なるもの。
アーティストとデザイナーは、全く違う仕事。
デザイナーは結構大変なんです。
自分の好きにできないし、制約も多い。
ストレスたまる・・・。
タフじゃなきゃ、とても勤まらんワケがここにある。
若者。
キミはどっちになるんだ?
さて、師匠から教わった「プロになるための3つの条件」
条件その3:「完全を求めない」
デザインの腕が上がってくると、得てして陥る勘違い。
アーティストとの区別がつかなくなってくる。
アーティストのような、行動をしてしまう。
こだわり始めるのである。
もちろん、こだわることは必要。
「神は、細部に宿る」
といわれるように、デザインの細部にこだわることは絶対に必要。
仕上がりが全然違ってくるから。
ただし。
「締め切り」を忘れてはいけない。
最大にして、絶対的な制約のひとつ。
それが「締め切り」・・・。
「締め切り」を守るためには、ある程度の割り切りが必要。
これができないと大変なことになる。
こだわりにこだわって、どんなに素晴らしいデザインのクリスマスカードができたとしても、
12/25に出来上がったのでは、何の意味も無い。
ビジネスとして、成立しないのである。
あのぉ、・・・「手を抜く」わけじゃーないよ。
そんなことは、決していたしません。
正しくは「割り切る」と言います。
これも、似て非なるもの。