シンプルに考えると、いろんなことが見えてくる。
昔のヒトは、シンプルなお話を伝承することで、真実を伝えてきた。
神話や昔話には、いろいろな真実が垣間みてとれる。
ここにひとつの古文書がある。
それによると・・・。
-----------倭の国に伝わる話 第三話----------------
ことの発端は、↓これ。
倭の国に伝わる話 第一話
あれから、六ヶ月。
爺(じい)ミントーとデンリークが作った「装置」は、大破したままだった。
溢れ出る「火」
シマーフクの住む村は、文字ドウリ「火の海」となってしまった。
民(たみ)シュートは、懸命に働いた。
なんとかして、シマーフクを助けたい。
恐ろしい「火」
それを、ものともせずに死にものぐるいで修理する民がいた。
労働の民 シターウケ。
自らの危険も顧みない勇敢な姿に、世界中の人々から、感嘆の声が上がった。
トーキに住む人々も、手を差し伸べた。
慎ましい暮らしの中から、お金を出し合って、食料や衣服、飲み物などを工面し、シマーフクを助けた。
笑いの民 エガーシは、貧しいにも関わらず、借金をして物資を工面した。
演劇の民 ワータリは、仲間を大勢とともに、食料を送り届けた。
その一方。
民(たみ)シュートの懇願にも関わらず、爺(じい)ミントーは、手を差し伸べない。
デンリークとともに、安全な場所へ、我先にと、避難を始めてしまった・・・.
山のような財宝とともに。
それだけではない。
あろうことか、民(たみ)シュートを引きずりおろそうと企て始めた。
のらりくらりと、逃げるデンリーク。
ついに民(たみ)シュートは、怒りに燃えて言った。
「逃げることは、ゆるされない! 自分たちが作ったものだ。覚悟を決めろ!」
民(たみ)シュートは、命じた。
「シマーフクは、住む場所も追われ、田畑も海も使えなくなってしまった。
償いとして、持てるだけの財宝をシマーフクに与えよ」
あろうことか、爺(じい)ミントーは、言った。「あの地震は天罰。装置は安全なんだ。また作らねば・・・」
さぁ、まもなくトーキの長老を決める時期がやってくる。
賢明なるトーキの民は、だれを長老に選ぶのであろうか・・・。