監督、脚本:寒竹ゆり
原作:よく解らない?携帯小説らしい・・・
主演:佐々木希
他、関心のある出演者:谷原章介、山本ひかる
ストーリーは、観る人を裏切らないし、伏線も複雑でない、ありがちな直球の恋愛映画・・・。
あるいは、佐々木希のPVか?という場面が随所に見られるが、監督がそういうものを撮ってきたから、より佐々木希の良い面を引き出しているという感じだろうか?
しかし、頭を悩ませてしまうのが、実は結構シリアスな内容の部分をあっけらかんと描いてしまっている所ではないでしょうか?主人公の過去や、友達と行っていた「いじめ」や「え〇こう(こう書かないとアメブロ表示できない)」「Disfunctional Family」「自〇(これも出てこないだろう・・・)」の問題。
全体を綺麗に描きすぎている分、このあたりの問題が非常に軽く扱われている。
そこが、甘すぎるかな・・・。どんな風になっちゃうかって、知らない子供たちには、あっちの世界の恐ろしさを勘違いさせてしまうね。
また、理央の家族が最初以外に一切出てこない事なども、気になりますね。
正直、佐々木希は演技力なさすぎ・・・。谷原章介は、上手なだけに余計に目立ちますね、差が・・・。
ちょっと、「おや」と思ったのが、時々脇役で出てくる「山本ひかる」です。彼女意外と目を引きますね。今後が楽しみです。
監督の寒竹ゆりさんは、大学のずっと下の後輩の様です。大学では何も学べないので、彼女の歩んだ道は正解だったのでしょう。
そして、師である「岩井俊二」の映画は、面白くなさすぎで観てられないけど、まだ観れたのは、ひねりの無いストレートな映画だったからでしょうか。
それとも、谷原章介の中に塚地武雅が見えてしまうからでしょうか・・・。