邦画
監督:蜷川 実花
原作:安野モヨコ
脚本:タナダ ユキ
音楽:椎名林檎
主演:土屋アンナ
職場で「さくらん」を「さ
くらん」だと言われて、いんや「さ
く
らん」だと言い続けていたのですが・・・。
予告編でもどちらの呼び方でも呼んでいたので、結局不明のままです。
「さくらん」と「錯乱」をかけてあったり「さくらん」と「おいらん」をかけてあったり「さくらん」と「さくら」をかけてあったりと実に込み入った事情があるために、どう発音していいのかわかりませんでした。
さて、話はありきたりですが、美しい映像には拍手を送りたいです。
土屋アンナは、綺麗でかわいいのですが、声が残念ですね。
ちょっと、イメージと合わないような気がした。
木村佳乃は、また首切られたか・・・。順番違うけど・・・。
この映画、江戸の遊郭という現代では架空の劇場での出来事であるために、あの映像の美しさを描き出せたのかと思います。
実際には、映画を一貫した空気のようなものを感じることができませんでした。
これは、蜷川の父が言っていたのですが「演劇の演出は空間を共有するから、空気を伝えることはできるけど、映画では一貫した空気を伝えることができるかどうかだ」と言っていたところにつながりますね。
日暮になってからの、土屋アンナの髪の結い方が、スターウォーズのエピソードⅠを思い出させて、つい笑いそうになってしまいましたが、どっちが先だか・・・。
「桜が咲くまで」という設定と、遊郭という設定が、私には中島みゆき姉さんの「春までなんぼ」を思い出させ、ちと切なくなりました。
しかし、土屋アンナは魅力的でした。