えー、昨日と今日がキャリアカウンセラーのスクーリングで、カーネーションを本日まとめて、金曜日分から見ました。
どおでしたか?
渡辺あやさんの脚本の魅力は・・・。
私は、後にも先にもこれを超えるような「連続テレビ小説」は、出てこないのではないかと思うくらいにはまりました。
朝という時間帯だから「タブー」かな?と思っても欠かせなかったとのコメントを残されている、あやさんのようですが、うちの人には「この糸子ちゃんにはついていけない・・・」とこぼされていた主人公ですが、私ははまりました。
大学のときに、映画論といのを取ったような気がするんですが、これが映画のOpeningから数分間の映像を見て、先生が解説するのです。そして、「いろいろなクレジットの出し方や、間など全て計算された脚本で作られているのです・・・。」と、語っておられました。
さて、朝の15分という連続が6回で、ひとつのお話。それが半年間つづくのです。
かつて、新聞小説が生まれたころ、夏目漱石が書いた新聞小説などは最新の媒体に書かれた、最新の話だったと聞きます。漱石が今の世の中にいたら異なった媒体を使って、異なった表現をしていたかもしれない・・・。とは、孫の房之介さん?がおっしゃっていたような・・・。
そうなんです。15分というきっちりした時間で、いろいろと間の制約があるのです。ですが、しっかりと渡辺あやさんの世界が描かれていたと思うのです・・・。演出家の力?ですが、全てご覧になられた方だったら解ると思いますが、「えっ?今回セリフこれだけ?」という回が何回かあったように思います。
そして、明日を気にし、来週を気にし、さてエンディング・・・。
おどろきました。こんな終わり方!
感動です。これは、連続テレビ小説として、他の作品とは異なります(ここは、連れと同じ考えですが・・・)。
そう、読後感です。
いい小説を読んだ時の読後感を感じるのです。
国際的にも認められている「渡辺あや」さんを、よりによって向田邦子賞から外したのは、本当に選考委員の失策だったと思います。
彼女の脚本は、監督や演出家、また役者を変えてしまいます。このテレビ小説に出た役者を、今度別の作品で見たり、同じ監督や演出家の作品を別の作品で見ても、同じものは味わえません。
他のサイトをまだ見ていませんが、近いうちにいろいろみなさんの感想を見てみようと思います。
その前に、わたしの感想を書いておきたかったので・・・。
あぁ、まだ観ていない「渡辺あや脚本」の作品を観ないと・・・。