を、読み終えた。
彗星物語
久々に本を読んで嗚咽して息が詰まるくらいに号泣した。おいおい泣くとはこのことだ、というくらいおいおい声をあげて泣いた。

外国に長く住んでいると、日本語の活字がとても恋しくなり、日本にいた時代にも増して本を読む事になる。(勝手に決めたが、私だけか?)
ということで、帰国した際にまとめて本を沢山買って来たり、NYにもあるブックオフに通ったりする。

ついこの前買った「リアル鬼ごっこ」という本が私の中で恐ろしく駄作で、コンセプトはいいのに、なんか話の運び方とか文章の成り立ちとか、とにかく完成度が低すぎて耐えきれず、途中で読めなくなった。
ので、
今回はブックオフが「読みたい一冊!」にあげていた、この「彗星物語」を読む事にしたのである。要は前評判に頼った訳だ。

犬が出て来て親近感。
お母さんが涙もろくて親近感。
関西でのお話なんだが、うちの地元の訛とかぶるような言葉使いがまた親近感。個人的に、方言や地方独特の訛というのは我々の性格形成に影響している、と強く信じている。だって、この、方言や訛のおかげで表現がとてもストレートになる。私も実際地元の言葉で話している時が一番ストレートだな、と思う。英語も表現がとてもストレートなのでこちらで話している時もストレートだが、厄介なのは標準語。未だに慣れない。助けてくれ。
NYでの友達が同郷の人々ではないので、一人で方言や訛で話し続ける訳にも行かず、ちょっとむず痒いまま頑張っている。だって、例えば友達に気に障るような事言われたら、「何言っとるん?やだわ~、おまん!」って言えば、相手を怒らせる事なく自分がそのとき嫌だった気持ちを伝えられる物が、(英語でもWhat are you talking about?ってやっぱりストレートだな)標準語になると、なんかストレートに伝えようとすると「なんでそんな事言うの?嫌だ。」ってなんかわけわかめな言い方になる。(わたしが不慣れなだけか?)しかもこんな言い方したらちょっときつい。ということで、余計な所に気を使ったり、表現が遠回しになったりして、疲れる訳だ。

話は脱線したが、とにかく心の温まる話だった。
あれから道でビーグル犬(話に出てくる犬「フック」がビーグル犬)を見るとフックを思う。

いやー、よく泣いた。
ほのぼのした話が読みたいと思ったら読んでみて!