1985/10/22 雑誌「週プロ」タッグ・リーグ・ザ・ベスト'85 予選の総括 | 時系列でみる! 極悪同盟 ダンプ松本 ファンブログ

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極悪同盟(特にダンプ松本さん)のプロレスを時系列で整理します。思い入れのある雑誌処分のためブログに残して廃棄します。「テーマ別」で時系列で閲覧することができます。妄想で書くこともしばしばですが1年(+α)かけてやる予定です

1985/10/25号の雑誌「週刊プロレス」に極悪同盟に関する記事がありましたので引用します。

 

 

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波乱の連続! 故障者続出! 優勝の行方こんとん"タッグリーグ戦"

 

女子プロレス「タッグリーグ・ザ・ベスト'85」 公式リー グ戦は、10月2日のモンスター組小倉組を最後に、すべ て終了。得点はクラッシュが6点でトップ。2位にダンプ組、山崎組が5点で並び、10月10日、後楽園ホールの最終戦では、2位同士の優勝戦進出決定戦が行われ、その勝者がクラッシュと優勝を賭けて争うことになった。しかしここに至るまで、このリーグ戦には数々の波乱があったのだ。
 

常に話題ふりまいた山崎と立野のコンビ

 

まずこのシリーズ、若いチームが先輩選手と闘った時の頑張りが、たいへん目立った。その結果、先輩チームが後輩に敗れるという、女子プロ界の序列を脅かすようなことが、いくつも現実に起こっ てしまったのだ。
リーグ戦が始まって間もな い8月27日、茨城大会でデビル、堀組が山崎、立野組に敗れた。堀が山崎の回転エビ固めに仕留められたのだが、こ れで勢いづいた山崎組は、翌日の大阪大会で横田組を(立野が大森を回転エビ) 8日の佐賀大会ではクラッシュをも破り(レフェリーストップ勝ち)結局、正統派の先輩3チ ームから、すべて勝ち星を奪ってしまったである。これは画期的な出来事だったし、山崎と立野の成長ぶりが、はっきり示された結果だと言える。

 

ところがこの山崎組も9月20日、後輩の小倉組に敗れ(小倉が山崎を回転エビ)14日の尼崎大会のダンプ組戦の敗戦に続き、2敗目を喫するのだ が、山崎組は5点でリーグ戦 全日程を終了。勝っても負けてる山崎、立野は常に話題を 振りまいてくれた。
 

先輩組を食って生き残ったのが山崎組なら、逆に後輩に 食われて沈んでいったのがデビル組である。山崎組以外にも、クラッシュ、ダンプ組に敗れたのだ。しかもその3敗のうち、いずれも堀がピンフォールを取られている。腰痛に悩む堀だが、堀は後輩によって力の限界を教えられたと 言えるのかもしれない。
 

横田が失神するという大ハプニングも! 

 

そしてこのリーグ戦、勝負 を左右したものに、実力のほか、もうひとつ大きな要素が あった。それは"選手の負傷"である。
まず9月8日の佐賀大会。 クラッシュ対山崎組の試合中に飛鳥がコーナー最上段から場外に飛び下りて右足首を負傷。 全く立てなくなった飛鳥にはレフェリーストップがかかり山崎組の勝利となった。

 

9月26日の大宮大会、クラッシュ対横田組の対戦は、その前日、横田が左足首を負傷しており、 試合中、横田が負傷箇所を攻められ失神という大ハプニング も起こった。
横田、大森組はこ の日の敗戦に続き、 28日の古河大会ではデビル組に不戦敗。最終得点は4点にとどまった

 

優勝候補の筆頭にもあげられていた横田組だったが、横田の負傷欠場により、その夢は完全に断たれた。もしデビル組との一戦に勝っていれ ば、5点でダンプ組、山崎組と同点2位になっていたのだ。 横田のパートナーである大森は、この大会にひそかに賭けていたので、最後の不戦敗は 泣くに泣けないほどくやしいものだったろう。
 

永堀も9月24日の東京・新 小岩大会で右肩を脱臼し、そ の後の公式戦が不戦敗。


ブル中野は26日の大宮大会の公式戦で、モンスターの超怪力ボディースラムを場外で 食い、腰を強打。28日の対クラッシュ戦では、満足に腰を伸ばせない状態で闘った。ダ ンプが古傷の左ヒザに痛みを訴えている極悪組は最終戦で山崎組と決勝戦進出を賭けて闘う事が決まっているので、 当日の勝負は2人の負傷からの回復度が、大きなポイントとなるだろう。
 

決勝戦に残るのはダンプ組か、それとも先輩を食って、 はい上がってきた山崎、立野組か。そしてクラッシュギャルズは果たして優勝できるのか? あとは10月10日、決 勝戦を待つばかりである。
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ブルがモンスター組との対戦で腰を強打してしまい、その後も苦戦が続いたようです。

最終戦ではダンプの左ヒザの痛みと、ブルの腰の具合の様子から、苦戦するであろうことが伝えられています。

 

最終的に得点は以下のようになったようです。

 

 

少々見ずらいですが、ダンプ組と山崎・立野組が5点で並んでいます。

ジャガーは負傷により、準決勝すら出られず、デビル組はジャンボの不調からか伸び悩み。ここにきて新旧逆転が起きているようです。