1985/8/28 髪切りデスマッチ記事⑤「週刊プロレス 1985/9/17」より | 時系列でみる! 極悪同盟 ダンプ松本 ファンブログ

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極悪同盟(特にダンプ松本さん)のプロレスを時系列で整理します。思い入れのある雑誌処分のためブログに残して廃棄します。「テーマ別」で時系列で閲覧することができます。妄想で書くこともしばしばですが1年(+α)かけてやる予定です

1985/8/28 髪切りデスマッチについて、1985/9/17号の「週刊プロレス」の記事がありますので引用します。

 

 

 

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誰が千種の"坊主頭"を想像しただけろうか・・・

 

クラッシュ・ギャルズが新幹線のホームに姿を見せたのは発車2分前の12時40分だった。
いつものように、記者の顔を見るなり「デラプロ、出来た?」と 聞いた。そう期待されると嬉しいもので、グリーン車に付き合うことを決め、しばし車内で雑談した。 「デラプロ」10月号のページをめくっていた長与千種は
、デビル雅美に雪崩式ブレーンバスターを仕掛けている写真を指差し「これ、 狙っているんですよ、ダンプに」 と言った。このように試合前の"予告"を聞くことは私にとって、ひそかな楽しみとなっている。
 

結局、今夜の試合に関する話題 は、それだけだった。せめて、会場入りするまでは話題をそらそうと記者らしくもなく、つまらぬ気をつかったせいである。
「お客さん、入るかなぁ」千種の心配をよそに続々とファンが詰めかけ、ついに入場者は1万人の大台を突破した。
観客のお目当てはズバリ! 髪切りマッチだ。試合前に特別ルールが発表され、いやが応にもムードは高まっていく。「ホンマに坊主になるんかいな?」とファンも半信半疑だ。ところが千種の出血のひどさを見たジミー加山はタオルを投入したが「まだやれる!」と千種は投げ返す。 しかし、もう限界。ついにテン・カウントが数えられたのだ。

 

控室から出てきた千種はタオルを頭にスッポリとかぶり黒いサン グラスをかけ、その足で知り合いの美容院に直行した。ダンプの手でメチャクチャにバリカンを入れられた頭は、美容師を困らせた。 千種は、刈り取られた髪の毛を集めて持ち帰ったという。
 

千種がホテルに戻ったのは午前0時になろうとする頃だったが、 入口には多勢のファンが待ちこがれていた。
「チャーハンとギョーザが食べたい」と千種に頼まれた小倉由美は 近くの店で調達し、
部屋に届けたが、出血がひどかったせいか、急に気分が悪くなったという千種は結局、それに口をつけることなく眠ってしまった。
そして一夜明けた29日、午前10時30分、ホテルの2階のレストランに設けられた記者会見場に千種は姿を見せた。(次のページで千種の"独白"を紹介)

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もしボーイフレンドがいたら、私、こんな喧嘩、買わなかった(笑)


朝起きてね、鏡を見たら「あっ! 弟がいる」。思わず笑っちゃった。 なーんで、私がこんな目にあわ なくちゃならないの(笑)。
昨日は試合だと思っていないし、 実際、プロレスの技をほとんど出していません、よく考えると。 頭を刈られているときの気持ちですか? そうですね、
悔しいと いうよりも、ジャガーさんやデビルさん、堀さんといった先輩たちが「おまえは負けていない!」と 叫んでいたのが耳にこびりついて いますね。ジャガーさんは1度、 髪を切られているから、悔しさが わかるのだろうし、デビルさんなど 「代われるものなら、私が坊主になりたい」とまで言ってくれて ・・・。その気持ちが嬉しいですよね。 

 

でも、これからダンプは大変だと思いますよ。先輩たちが皆、狙っていますからね、ダンプの髪の毛を(笑)。私よりも先に、飛鳥が 「敵(かたき)を討つ!」と燃えているし、ジャガーさん、デビルさんも同じ意気込みだから。


私はね、ちゃんと髪の毛が伸びた時点で、もう1度"髪の毛"マッチを申し入れます。出来れば、 会場も同じ大阪城ホールがいいですね。悔しい思いをさせてしまった大阪のファンの目の前で、ダンプの奴に借りを返したいから。 今度は、こっちが喧嘩を売る番です。髪の毛なんか、2カ月もすれば伸びるって言われたし、1度やってしまえば、かえって気が楽です。
 

いいんじゃないですか、この頭って、なんだか格闘技者ぽくって。 芸能活動はどうするの? ってみんな心配してくれるけど、このまんま続けますよ。逆にね、女子プロレスはハンパじゃない、とい うことを芸能界に示すのに、この格好は"説得力"があるんじゃないですか(笑)。
 

今夜の試合から、この頭でリングに上がります。カツラ? 冗談じゃないです。私が長与千種であることに変わりはないんだし、隠さない方がダンプへの憎しみをつのらせることになると思うから。 そういうふうに、すべていい方向に考えるようにしているんですよ(笑)。えっ、ボーイフレンドがどう言うかって! いたらこんな喧嘩、私は買わなかったです。
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髪切りマッチのあとの長与のインタビューです。

ダンプが強引にバリカンを入れたせいで、その後に美容師もどのようにするか悩んだようですね。2回目の髪切りのように完全な坊主にしてしまえばよいのですが、五分刈りくらいに綺麗にするのに苦労したのでしょう。

 

髪切り執行のときにデビルとジャガーが助けに入っていましたが、「私が代わりに坊主になってあげたい」というデビルもなかなかの役者ですね。本当ならば長与と一緒に坊主になればいいと思うんですが。

もっとも、長与は目立ちたいのでデビルが坊主になるくらいならば、自分だけが坊主のほうが得だと考えるでしょうね。

芸能活動も坊主のほうが飛鳥よりも目立ちますし、長与にとって坊主は良いアピールにしかなりません。

 

では写真を拡大してみます。