1985/9/7 雑誌「週刊現代」禁酒・禁煙・禁男でお金が貯まった? 怪情報が出回る | 時系列でみる! 極悪同盟 ダンプ松本 ファンブログ

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極悪同盟(特にダンプ松本さん)のプロレスを時系列で整理します。思い入れのある雑誌処分のためブログに残して廃棄します。「テーマ別」で時系列で閲覧することができます。妄想で書くこともしばしばですが1年(+α)かけてやる予定です

1985/9/7 雑誌「週刊現代」にダンプの特集がありましたので引用します。

 

この頃から、ウソを書き連ねる記事が横行しはじめますので注意して読んでいったほうが良いです。

 

 

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ダンプ松本 禁酒・禁煙・禁男で3000万円の家を建てた

 

禁欲の日々を送るダンプ松本の趣味はなんと貯金。貯めたお金で病気がちの母親のために三千万円の家を建て・・・CFで初めて見せた素顔も愛嬌たっぷり、人気はますます急上昇。素顔とリングのギャップが大きいほど偉大な悪役だというが、一歩控室を出た途端、竹刀を持って豹変するダンプはやっぱり天性の悪役なのかな!?



「現在、男子プロレス三社、女 子プロレス一社ですが、テレビ視聴率はもとより、営業成績でも女子プロレスがトップでしょう。女子プロレスは今や華麗な第三期黄金時代を迎えており、 その人気を支えているのが「極悪同盟』のダンプ松本です」 

女子プロレス実況中継でおなじみの志生野温夫アナウンサーはこういう。
 

ダンプ松本は、百六十五cm、百キロの巨体。「このヤロウ!」 「テメエ!」などと絶叫し、チェーンを振り回す。竹刀で相手をぶっ叩く。顔には「極悪」そ のもののメイク。
この悪役に、場内につめかけ中学生を中心とした女の子たちが、善玉のクラッシュ・ギ ャルズに勝るとも劣らない大声援を送っているのだ。

 

「今年の新人十四人のうち、ほとんどが「極悪同盟』に入りたいという。少し前まで全員ベビーフェイス希望でした。これは考えられない現象ですよ」(志生野アナウンサー)


フジテレビで実況中継している番組の視聴率も一三~一五パーセントと好調で、毎週くるファンレターが約五千通。フジテレビ・小林延行ディレクターによると、 「極道なら極道らしゅうフェア にやらせい。同じ極道として肩身が狭いわい」
なんて、その道のおニイさんから電話がきたこともある。 プロレス番組だけでなく、ハ月十日には「TV海賊チャンネ ル」(日本テレビ)にも出演、ダンブ松本は今では「タコヤキラーメン」のCMにも起用されるほどの人気者だ。

 

それはともかくリング上のダンプは極悪そのもの。
「どうも試合中は別人になって何をやっているか意識がないらしいですよ。いつも放送席へなだれ込んでは放送機材を壊されるので、『ダンプさん、あれだけはやめて」と頼んだら、びっくりしましてね、「そんなことしてるの? ごめんなさい』なんていってましたが、相変わらずその後も壊します。燃えると完全に変身しちゃうみたい」(フジテレビ・小林ディレクター)

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まず新築に3000万という額が怪しいです。他の記事では2500万円でした。

また「試合中に別人となって意識がない」というのも、そんなわけないです。ダンプは冷静に何を壊して、どこまでやってよいのか考えながら演出しているはずです。意識がないのならばクラッシュファンも殴ってもおかしくないです。

 



 

 

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年収四千万もひたすら貯金

 

ダンプ松本は本名、松本香。昭 和三五年、埼玉県熊谷市の生まれ。両親と妹(24歳)の四人家族。五十四歳の父親は元ダンプの運転手。今は自動車の部品屋をしているが、気性はめっぽう荒く昔はよくダンプをひっぱたいたという(もっとも今は逆にダンプが帰ると小さくなっているが)。熊谷近辺で試合をやる時は、その父親も見にくる。妹も、近々結婚する婚約者と一緒にきて、「お姉ちゃ~ん」と声援を送る。


地元の高校を卒業して五年前に女子プロレス入りした理由を本人はこう語る。
「ジャッキー佐藤さんの大ファンで、どうしてもそばに行きた かったんです」
当時は、今の悪役ぶりからは想像もつかない素顔を見せてい た。

 

女子プロレス社長・松永高司氏が明かす。
「二、三年前は、いてもいなくてもいい存在だった。練習嫌いの上に恐がりやで、その上泣き虫でしたね。体を動かすと苦しいからといっては泣き、練習が恐いから朝ご飯が食べられないといっては泣き・・・・・・。売り出したのは五十八年、ライオネス飛 鳥を下して全日本王座のチャンピオンになってから。
本格的な人気が出たのは、五十八年八月 に『極悪同盟』を結成してからだが、それもダンプは当時きていた外人と戦うのが恐くてね、ヒールになれば外人と戦わなくていいから、というので自ら悪役志願したんですよ


それが今では"正真正銘の悪役"に徹し、今年、岡山県警はダンプに場内警備中の警官を"投げ飛ばされ"たため、「危険人物につき要注意」という指令を出したんだそうな。


女子プロレスには"三禁"と いうのがある。 「禁酒、禁煙、 禁男」のことだが、
「かつてのスターだったミミ萩原だって男は知っていたけど、 女子プロにいた二年間は男を断っていた」(某紙プロレス担当記者)
というし、「妊娠してクビに なった有望新人もいた」ともいわれる。
酒・煙草はわかるとして、なぜ男がいけないのか。


「男の精子が体内に入ると、ホルモンの分泌が変わり、その結果筋肉が弱まり、怪我をしやすくなる。と同時に闘争心も失われる。大股開きなんてできなくなりますよね。これは科学的に証明されている」(同記者)


女子プロの場合には厄介な生理の問題というのもあるが、これは意外に気にしないらしい。「以前、ライオネス飛鳥は『痛くても我慢しちゃう』といっていたし、長与千種は『生理のときダンプ松本とやると、額を割られて血がタラー、下からも生理の血が出るから出血二重奏』 なんていってましたよ」(プロレス専門誌デスク)


ダンプ松本も例にもれず"三禁生活"を送っている。あの外見に似合わず、本当に酒は飲めないし、タバコも喫わない。以前、ある雑誌がインタビューで 「ホントは喫うでしょ」といったとたん、ダンプは机をひっくり返して帰ってきた。そして、 もちろん男っ気もない。
 

趣味はひたすら貯金に励むこと。いままでは、毎月数十万円の貯金をしてきたが、今年に入 ってからは百万単位で貯金しているらしい。
それもそのはず、
ダンプのファイト・マネーはトップクラス で、一試合約十万円。年間三百試合(!)こなすから計三千万円、タイトルマッチが年に何度 かあり、この賞金収入も多く、六百万円ほど。他に、芸能手当 ・コマーシャル出演料が約四百万円ほどあり、〆て今年の年収はおよそ四千万円となる。
 

「ダンプは、なかなかの親孝行 で、この八月に、貯めこんだカネで都内に三千万円の家を新築し、母親にプレゼントしています」(プロレス関係者)
埼玉県熊谷市の生家では、ダ ンプの家だというだけで石を投げる者がいた。体の弱い母親が外へ出ると、心ないファンが、「あれがダンプのおふくろだ」 と、まるで犯罪人のように指さす。そのため、「お母さんが病気になってはいけない」と急遽、秘密裏に建てたのだ。

 

男物超Lサイズも入らない

 

さて、年収も驚きだが、年間三百試合というスケジュールは殺人的でさえある。このスケジ ュールをこなすため、ダンプは、本当によく食べる。朝は近くの店から買ってきたハンバーガーやおにぎりにコーラ。 巡業のバスの中では、極悪同盟の三人が、ハンバーガー、フライドチキン、ほっかほか亭の 焼き肉弁当、ケーキ、せんべい、 コーラなどを持ち寄って、いつも何かを口に入れている。 試合後は事務所から出る仕出し弁当を食べ、レストランへ寄る。中華なら五品くらい。一日五回くらい食事することも、さらにある。
 

地方巡業が続く時、泊まりはビジネス・ホテルか旅館。相撲の"タニマチ"のようなものは なく、有力者との食事なども「いっさい断っている」(松永(社長)
 

そのため、ダンプたちは部屋でテレビを見たり、漫画を見たりして過ごし、ほとんど外出し ない。
ふだんのダンプは、目黒区の二LDKマンション(家賃十二万円)に、オスのポメラニアンと"二人"で住んでいるが、"くるみ"という名のこの犬、「運動させないからダンプにソックリ」。

 

 ダンプはこの犬を連れて地方巡業にも行くし、暇があればパチンコやショッピングに出かけ る。いかに悪役とはいえ二十四歳の女性、むろんおしゃれに関心はある。買うのは柄もののア ロハシャツとかパンタロンが多い。スカートは絶対はかない。

 

 「太腿が太さ七十五センチもあるた め、男物の超Lサイズの短パンが入らなかったこともあります。パンティはどこで買ってくるのか秘密みたいですね。バストも二メートル近いため、ブラジャーも特別製のようですよ」(前出・プロレス専門誌デスク) 

 

電話をするのも好きで、この間はオールナイトフジのスタジオに電話をして、いつもダンプをおちょくっている片岡鶴太郎 をビックリさせた。鶴太郎といえば、タモリの『笑っていいと も!』にダンプが出演したと き、翌日の友だちとして鶴太郎をご指名。 

「てめエ、こいよ」 と"脅して"いうことを聞かせた。
 

あまり外へ行って騒ぐことも できないので、去年はカラオケ を買った。ある晩、コミッショ ナーの家へ電話してきて、「カラオケ買ったんですよ。唄うから聞いて下さい」

と受話器に向かって三曲も唄ったという。
 

そして、好みの男性は「中村雅俊」だそうだ。
「もし、彼の前に出たら、ボーッとなって一言も口をきけないだろう。あたしだって早くお嫁に行きたい。
あたし、処女よ。ホントに処女よ」
 

と、ダンプは親しい人に語ったというが、その辺を恐る恐る ご本人に尋ねたら、「女子プロの"定年"は二十五歳っていわれるけど、もっとおカネも貯めたいし·······あと五年は処女を守るつもりよ」 

悪いムシがつかなきゃいいけどね。ン? その心配は無用!
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色々とツッコミどころがある記事です。

年収四千万に関しては、週刊現代が勝手に計算をしているだけなので本当かは分かりません。

実際は松永兄弟がほとんどお金を取ってしまっていたので、ダンプにはそこまでの巨額は入っていなかったと思われます。

ファイトマネーが10万はウソのようです。実際は35000円らしいです。クラッシュの長与が4万が最高とのこと。

この頃は月には16試合程度なので56万円、これで年収4000万は完全なウソ。

1985年は2000万程度で最高の年収だったと後年に書かれています。

 

時系列的に極悪同盟の誕生やヒールになった経緯など、ごちゃまぜになっています。岡山県警の話は別の雑誌で読んだ気がするので本当だと思うのですが、経緯が詳しく書かれたものがないのでよくわかりません。本当に警察官をぶん殴ったら公務執行妨害でつかまりそうです。

 

また男性と関係を持つ、恋人ができると「股を開けなくなる」「筋力が低下する」というのが、他の記事にもありますが、ダンプの著書には「これはウソではないか」という話もありました。そういう人が過去にいたかもしれません。しかし全女の選手のみなさんの最近のYoutubeの振り返り動画をみると、当時付き合っていた男がいたというレスラーが大半なので、「股を開けなくなる」云々は、全女がレスラーに恋人を作らせないようにするための松永兄弟が作った"つくり話"なのではないかと思われます。

 

また地元の有力者との食事は断っているとありますが、マンガの「ダンプ・ザ・ヒール」で堂々と地元を仕切っているヤクザと食事に行っている場面がありましたので、そのような繋がりはあったと思われます(そういう有力者とつながっていないと、地方では興行ができないでしょうし)。

 

処女の件は本当かもしれませんが、まるでダンプが直接話しているような書き方も週刊誌のやり方な感じがします。