1985/8/22 日本武道館 ダンプ・ブルvs山崎・立野 | 時系列でみる! 極悪同盟 ダンプ松本 ファンブログ

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極悪同盟(特にダンプ松本さん)のプロレスを時系列で整理します。思い入れのある雑誌処分のためブログに残して廃棄します。「テーマ別」で時系列で閲覧することができます。妄想で書くこともしばしばですが1年(+α)かけてやる予定です

Evito-X-PuroさんのYoutubeより

1985/08/22 日本武道館 ダンプ・ブルvs山崎・立野

(15:00くらいから~)

 

(↓AIでフルハイビジョンに変換した動画です。試合のみ抜粋)

 

 

今回は日本武道館で行われた山崎・立野組vsダンプ・ブル組の試合を見ていこうかと思います。

武道館ではジャパングランプリ決勝で勝利したライオネス飛鳥がジャガー横田とファイナルマッチ、長与千種がデビル雅美とセミファイナルを行うということで、極悪は残念ながらあまり目立つ位置での試合をすることができませんでした。

 

 

 

中継としては珍しく控室の扉から撮影されています。

 

 

ブルは控室から会場に入る前に大きく一礼をしているのが分かります。

これが雑誌で書かれていた入場前の「よろしくお願いします!!」のかけ声なんでしょう。

 

 

ブルは入場時もきちんとヌンチャクがぐるぐる回していますね。

入場を後ろのアングルから撮影する珍しい場面です。

 

志生野アナ「控室からゆっくりとダンプ松本、そしてブル中野が姿を現しました」

志生野アナ「横にレフェリーの阿部四郎もピッタリと付き添っているようであります」

志生野アナ「超満員の日本武道館に極悪同盟の入場であります」

志生野アナ「いかにも極悪同盟の入場らしい照明です」

 

 

放送席を襲うダンプ。夏木ゆたかや石野真子が怖がっています。

 

志生野アナ「おおーっと、ゲスト席、いまダンプ松本の竹刀が飛んでおります」

志生野アナ「いま椅子が投げられる」

志生野アナ「放送席にくる!!」

志生野アナ「実況放送席にもやってまいりましたダンプ松本」

志生野アナ「これは大したご挨拶であります、恐れ入りました」

 

一時的に機能がマヒしてしまう放送席でした。

 

 

今回の相手は山崎、立野の後輩コンビです。

 

志生野アナ「続いては山崎五紀、立野記代が入場してまいります」

志生野アナ「ダンプ松本はリング上、暴れくるっております」

志生野アナ「今日は極悪同盟がファンの前に凄さというもの改めてアピールしている感じですね」

宮本「すごい興奮してますね」

 

ロープに陣取って2人に因縁をつけまくるダンプ。

 

志生野アナ「いま山崎五紀、立野記代が赤コーナーから上がろうとしておりますが」

志生野アナ「ダンプ松本はその行く手を阻んでおります」

志生野アナ「上がらせようといたいません」

 

 

今回の極悪同盟はファイナルを外されたこともあって、徹底的に試合前から荒れ気味です。

 

ようやく選手が入場したところで、ベビーフェイスの選手紹介。そのあと、極悪同盟の選手紹介・・と思いきや、いきなり奇襲をかけたところでゴングがなりました。

 

1本目

 

 

志生野アナ「まだ選手の紹介の途中であります」

志生野アナ「あーとと、山崎五紀が放送席の横だ」

志生野アナ「今日は異様です!!  放送席に一撃」

 

ブルは放送席で立野を襲っています。

 

 

志生野アナ「今日のダンプ松本はもうめちゃくちゃ」

志生野アナ「ひどいですねぇ」

志生野アナ「極悪の時代といいますか、社会問題にもなりました大いに注目を集めましたダンプ松本」

志生野アナ「今日はその総決算といったような心意気ですね」

 

社会問題にまでなりましたっけ? 良く分かりませんが。

山崎が反撃するも、またまた場外へ。

 

 

ゲスト「長椅子を持ち出しました!」

志生野アナ「今度は椅子が出ました、そして机がでました」

志生野アナ「リング上は騒然としています。さぁ、どうなる!?」

 



ダンプ&ブル「ほんげっ!!」

長椅子は高確率で相手の反撃を喰らいますね・・。

そしてまたまた場外乱闘。この試合、場外乱闘の時間のほうがおそらく長いです・・。

 

 

志生野アナ「また立野記代が捕まった」

志生野アナ「やってるやってる、もうめちゃくちゃだ」

志生野アナ「放送席の前、もう殴り合いだ」

志生野アナ「試合になりません」

 

ダンプと立野、ブルと山崎に分かれて場外での攻防です。

ダンプはタオルやら紙切れやら、テーブルクロスを投げて攻撃しているように見えますが、めちゃくちゃです。応戦している立野もヤケッパチでタオルで殴っている感じがします。

 

ここでゴング!!

 

志生野アナ「両者場外カウントアウトは必至です」

志生野アナ「ゴングが鳴りました」

志生野アナ「何と言っていいのか全くわかりません」

志生野アナ「宮本さん、ちょっとこれはエスカレートのしすぎですね」

宮本「ダンプとしては最初から1万人の観衆を敵に回してケンカを売ってきたんですが」

宮本「ちょっとあの、エスカレートしすぎましたね」


 

2本目

 

 

ブルはこの頃はどうしてもヤラレ要員になってしまいます。

しかし成長が早いのもブル。立野と山崎の攻撃を受けてもすぐにフォールされれるということはありません。ブリッジできちんと逃れています。

ダンプと違って、ブルはきちんとレスリングをしようという意気込みはありますね。

 

志生野アナ「一本一本になって決勝の3本目に入りますがダンプ松本としても相手の攻撃を」

志生野アナ「テクニックで受けともらいたいものであります」

志生野アナ「ブル中野のネックブリーカードロップが入りました」

志生野アナ「フライングラリアートが決まりました」

 

 

ブルのヌンチャク攻撃から、ダンプはパイプ椅子攻撃へ。

もうダンプはまともにレスリングをする気はありません。

 

志生野アナ「椅子が出ました、椅子が!!」

志生野アナ「それにいたしましても、完全に興奮しきっている極悪同盟」

 

 

志生野アナ「今度は山崎がいった」

志生野アナ「そのままフライングボディアタック」

 

 

志生野アナ「カウントはツーであります」

志生野アナ「ブル中野も全日本のチャンピオンベルトを取りました」

志生野アナ「いまは押しも押されぬ立派な極悪同盟のNo.2であります」

 

 

山崎がロープに振られます。そのままロープを飛び越して得意の空中殺法を仕掛けようとしたところ、たまたま隣にダンプがいたので、そのまま一斗缶攻撃の餌食となりました。

少々着地した場所が悪かったようです。

 

宮本「ああーっと、これはもう致命傷ですね」

宮本「飛び上がろうとしたところにね」

志生野アナ「缶ですね、缶攻撃、完全にのびました、山崎五紀、完全にのびました」

志生野アナ「風前の灯、山崎五紀」

志生野アナ「よく耐えています」

志生野アナ「抱え上げました、後ろに落とすんでしょう」

志生野アナ「山崎五紀の細い体、ダンプ松本の半分といった感じ」

 

 

志生野アナ「また我慢しました」

志生野アナ「この根性執念はたいしたもんです」


 

志生野アナ「極悪は3人攻撃!!」

志生野アナ「パイルドライバーですか」

宮本「そうですね、3人がかりのパイルドライバーですね」

志生野アナ「そうですね、これは3つ決まりました」

志生野アナ「さすがの山崎、どうしようもありません」

志生野アナ「極悪が今日は本当に進化を発揮したと申し上げておきます」

志生野アナ「やりたい放題、ついに最後は山崎を生け贄」

 

ぐにゃっとのびてしまった山崎でした。男性ファンにはたまららないエロティックさです。

実際、3人がかりのパイルドライバーって、普通のパイルドライバーよりも効くんですかね。ロープに登っている2人はアクションのみだとは思うんですが。

口を曲げてムカつく感を出すダンプ。

 

志生野アナ「それにしても恐るべし、極悪同盟、ダンプ松本であります」

志生野アナ「山崎五紀と立野記代がダンプ松本、ブル中野に果敢に挑戦したんですけど、どうしようもなかったですか?」

お客様「もう一回!! もう一回!! もう一回!! もう一回!! もう一回!! もう一回!! 」

宮本「そうですね、ダンプ松本のペースに巻き込まれてしまいましたからね」

 


 

志生野アナ「ゲスト席も騒然たるように試合は終了いたしました」

 

この試合、1本目が引き分けだったために、2本目先取したほうが勝利となり、少々短めの試合となりました。

計画的だったのかは分かりません。

武道館という晴れ舞台で大いに暴れまくったダンプですが、やはりメインを張れなかったのが悔しかったと思われます。

とにかく試合をぶち壊す、ダンプ松本らしさを出すことに終始しています。

山崎、立野はどうでもよく、とにかく試合をめちゃくちゃにしてやろうという心意気が感じられました。

 

今日の凶器 竹刀、長椅子、タオル、シーツ、ヌンチャク、パイプ椅子、一斗缶