1985/7/23 横須賀市総合体育館 飛鳥・大森・堀vsダンプ・コンドル・デスリーピーターセン | 時系列でみる! 極悪同盟 ダンプ松本 ファンブログ

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極悪同盟(特にダンプ松本さん)のプロレスを時系列で整理します。思い入れのある雑誌処分のためブログに残して廃棄します。「テーマ別」で時系列で閲覧することができます。妄想で書くこともしばしばですが1年(+α)かけてやる予定です

Evito-X-PuroさんのYoutubeより

1985/7/23 横須賀市総合体育館 飛鳥・大森・堀vsダンプ・コンドル・デスリー

 

(28:00くらいから~)

 

(↓AIでフルハイビジョンに変換した動画です。試合のみ抜粋)

 

今回は1985/7/23に横須賀市総合体育館で行われた ライオネス飛鳥、大森ゆかり、ジャンボ堀 vs ダンプ松本、コンドル斉藤、デズリー・ピーターセンの試合を見ていきたいと思います。

コンドルがいよいよメイン試合に登場します。まだ実力的にメインに登場するのは早いです。同期の永堀はおそらくまだメインには登場していないと思います。

 

 

志生野アナ「神奈川県の横須賀市総合体育館であります」

志生野アナ「不気味な音楽が鳴り響いております」

志生野アナ「ダンプ松本の登場であります。例によってグリーンの竹刀を肩にかかけてあげおります」

志生野アナ「貫禄の入場であります」

志生野アナ「その後ろにはコンドル斉藤が、そしてデズリー・ピーターセンが従っております」

志生野アナ「極悪同盟のドン、親分の貫禄も十分に、いまゆっくりと2人手下を従えてリング内に入って参りました」

 

 

志生野アナ「いまフジテレビのカメラに対しまして」

志生野アナ「ダンプ松本、なにか威嚇しております」

 

リング上でも堂々としていて完全にボス化しています。クレーンがいなくなり、後輩(ブル、コンドル)とペアを組むようになって、貫禄が明らかに変わった感じです。

 

 

今回はライオネス飛鳥と、ダイナマイトの2人。大森とジャンボは大技を仕掛けてくるのでやりにくい相手です。ただ、同期が多いので苛烈な凶器攻撃をやりやすいでしょう。

 

 

1985/6/29から「コンドル」に改名した斉藤もメインは張るようになりました。

 

 

デズリー・ピーターセンさんも、伏目で相手に睨みつけるような行動です。

白い妖精さんも、だんだん悪い表情が出来るようになってきて、良かったです。

 

 

志生野アナ「お客様のカエリーコールに、やや興奮した表情をみせます、阿部四郎」

飛鳥「ちゃんと(極悪同盟も)調べろよ!!」

志生野アナ「最近はクラッチシュギャルズは極悪同盟と試合をやるのは飽きたっていってるんですね」

宮本「そういうニュアンスのことはいっているんですけど」

宮本「極悪はそれなりの勢力を持ってやっているわけですからね」

 

1本目

 

 

格下のコンドルがいきなり攻められます。

それを助けようと阿部四郎がジャンボに足をひっかけにいきます。極悪レフェリーの本領が開始早々発揮されます。

しかし阿部四郎のやり方が中途半端ですね・・・。ジャンボがケガしそうな行為です。

 

志生野アナ「まずコンドル斉藤が捕まりました」

志生野アナ「おーとと、阿部四郎が何をしようというんでしょうか」

志生野アナ「ジャンボ堀の攻勢に対しまして、阿部四郎が足を使いました」

志生野アナ「しかしそれに屈しません、ジャンボ堀」

志生野アナ「コンドル斉藤相手ですから、ハンデがあると見たんでしょうか」

志生野アナ「阿部四郎レフェリーが、スッとコンドル斉藤の肩を持ちました」

 

なぜかタッチをさせないで間に入る阿部四郎。

 

志生野アナ「おーっとと、なぜタッチさせないんでしょうか」

志生野アナ「なぜタッチさせずに青コーナーに連れて行ったんでしょうか」

志生野アナ「解説の宮本さん、いまの阿部四郎の動きはどうご覧になりますか」

宮本「はっきり申しまして先ほどの志生野さんから話題がでましたけど」

宮本「いまのはレフェリングではないですね」

宮本「もう極悪同盟の一員としてマットにあがっている印象しか思えないですね」

 

 

飛鳥を強引に青コーナーに引っ張る阿部四郎が露骨すぎますが、当時はこれくらいしないとファンがエキサイトしませんからね。

デズリー・ピーターセンさんとコンドルは頼りになりませんので、ダンプと阿部四郎で試合をコントロールしています。

 

 

飛鳥を捕まえて、ブルとコンドルで噛みつきやロープを使った反則攻撃。

リング上では助けにこようとしたジャンボに対し、ピーターセンさんが奮闘していますがあっとりとヤラれています(^^;

 

志生野アナ「今度は仲前芽久美がやってきております」

志生野アナ「そしてブル中野もリングサイドに登場しました」

志生野アナ「これは6人タッグでありますが、極悪の方は完全に倍以上の人数がリングサイドに集結しております」

志生野アナ「もう終始がつかなくなってしまいました」

 

 

同期の大森にはすかさず空き缶攻撃。

大森は毎度危険なので、すぐにダンプは凶器を使って有利に持っていきます。

 

志生野アナ「おおっと、コーナーで缶攻撃、空き缶攻撃されております」

志生野アナ「リング上に物が投げ入れられます」

志生野アナ「騒然として参りました」

 

 

大森には徹底したドSな凶器攻撃!!

 

志生野アナ「とうとう鎖であります」

志生野アナ「鎖がでました、鎖を首に巻いたまま投げ飛ばしております」

 

 

鎖をあやとりをするように操るダンプ。投げ飛ばしても窒息しないようにうまくやっています。どうやっているんでしょうね。

 

志生野アナ「何か一本をとることよりも徹底的に相手をいじめぬけること」

志生野アナ「あるいは凶器攻撃で相手にダメージを与えること」

志生野アナ「こういったこと以外、考えていないような感じの極悪サイド」

ここで場内割れんばかりの「ゆかり」コール。

志生野アナ「鎖が首に食い込んで、しかもぐるぐる巻きにしていますね」

志生野アナ「これはたまりません」

志生野アナ「そして試合に関係のないブル中野、極悪同盟のNo.1、No.2がリング上に登場」

志生野アナ「大森ゆかりに対して徹底的な反則攻撃」

 

 

人が多すぎな青コーナー。

デズリー・ピーターセンさんはいまのところ、全く活躍できていません。たまーに、ベビーフェイスを邪魔しに出てきますけどね。

そしてダンプのラリアートが大森にさく裂。

 

志生野アナ「ダンプが上からいきます、かろうじて逃れた」

志生野アナ「100kgが上から言った」

阿部四郎「ワンツースリーー!!」

志生野アナ「どうしようもない」

 

 

大森の足がロープにかかっているように見えますが、それよりも早く阿部四郎のカウントが3つ入って極悪が一本目を先取。


志生野アナ「阿部四郎のカウントはどうしようもない」

志生野アナ「赤コーナーよりもファンが怒っております」

志生野アナ「両手をあげました」

志生野アナ「ダンプ松本、傲然としております」

 

ダンプ「バンザーイ」

 

今日のダンプは額に般若かガイコツでしょうか? 良く分かりません。頬はクモの巣っぽいですが。

 

 

2本目

 

いきなり場外乱闘から始まっています。途中が放送でカットされたようで展開が良く分からないです。

おそらくダンプが大森をターゲットに仕掛けたものと思われます。

 

 

志生野アナ「まだ2本目始まっていないんですが、茫然として場外戦であります」

志生野アナ「これは大変なことになりました」

ダンプ「グェーーーーーオーーー」←マイクに向かって叫ぶ

大森に対してマイクでガンガンと叩く。

志生野アナ「ジャンボ堀がデズリー・ピーターセンを強烈に叩きつけました」

志生野アナ「斉藤がくる、もう放送席はめちゃくちゃになりました」

 

場外戦で極悪同盟が有利かと思いきや。

 

 

ピーターセンさんとブル、コンドルはジャンボにやられていました・・・。

ダンプ以外は先輩たちにボコボコにされています。

 

 

マイクを持ったままリング内に移動して、さらに大森に雄たけびをあげながら攻撃。

 

この頃からダンプは大森に凶器攻撃を仕掛けまくります(笑)

 

長与は線が細いので凶器でイチコロ感があります。

それに対して大森は体格が大きいので凶器もやり甲斐がある感じで、これからどんどんとエスカレートしていきます。

 

 

マイクコードで絞首刑される大森の姿に、世の中のドS男性が喜んだのは間違いありません。大森は元々男性から人気がありましたが、真っ昼間からダンプにいたぶられる大森の姿に、さらに男性ファンが増えたような感じがします。これはダンプが大森ファンを増やそうと狙ったんでしょうか、良く分かりません。

 

志生野アナ「2本目が開始されました」

志生野アナ「そして依然としてマイクロフォンのコードが、大森ゆかりの首に深く食い込んでおります」

志生野アナ「マイクロフォンのコードを首に巻きつけて、強烈な投げをうちましたダンプ松本」

志生野アナ「考えられません」

志生野アナ「ダンプの凶悪攻撃であります」

志生野アナ「勝つためには、あるには戦うためには手段を選びません」

志生野アナ「これが格闘技だと信じております、ダンプ松本」

 

アップにすると汗びっしょりなのが良く分かる。

 

志生野アナ「格闘技は性悪戦争とも言われますけれども」

志生野アナ「やはりダンプ松本の出現によって、女子プロレスの格闘技のスタイルというのも大きく変わってきましたね」

宮本「ええ、変わりましたよね~」

 

 

志生野アナ「あちらでもこちらでもファンの悲鳴があがっております」

志生野アナ「全く収拾がつかなくなりました」

 

 

ダンプのラリアートのあと、極悪同盟候補の新人たちが寄ってたかって飛鳥をストンピング。

誰が候補だったんでしょうね・。5人くらいいます。仲前、坂本は確定として、岩本、神崎、西脇、石黒、相馬のうちの誰か? 良く分かりません。

デズリー・ピーターセンさんもちゃっかりストンピングに参加しております。

 

 

がんばっていたデズリー・ピーターセンさんですが、調子に乗りすぎたのか飛鳥にどさくさに紛れて逆襲されてしまいます。

 

 

そのままあっさりとスリーカウント!!

 

デズリー・ピーターセンさん、今回もヘナチョコっぷりを披露!! いいキャラです。

 

 

志生野アナ「一本一本、ファンは大喜びであります」

志生野アナ「どういう風になっていったのか、私も良く見ていませんが」

志生野アナ「とにかくライオネス飛鳥がサッと抱え上げまして、速攻で決めましたね」

宮本「ええ、そうですね」

宮本「ちょうどピーターセンがですね、あのー、飛鳥を捕まえまして」

宮本「それであの、中野が行こうとしたんですけど、ライオネスがうまく2人を同士討ちさせて」

宮本「ピーターセンをあの、うまく仕留めましたね」

 

ここでマイクを持ち出すライオネス飛鳥。

 

飛鳥「おい、ダンプ!!」

飛鳥「おまえ、セコンドいなきゃ勝てないのかよ!!」

 

 

はい、そうです。なんでもいいんです、勝てば。

 

飛鳥「おまえ、出てくんな、阿部っ!!」

 

3本目

 

なんだかよく分からないうちに3本目です。

ジャンボが怒ってダンプをタオルで投げつけ、さらにデズリー・ピーターセンさんも攻撃。

ひどいです。デズリーさんはそんほど反則攻撃はしていないのに!! 

 

 

飛鳥とジャンボにタオルで首を絞められて、めちゃくちゃ反則技でベビーフェイスに投げられてます!! 

デズリーさんはベビーフェイスに一本取らせてあげて、それほど悪いことしてないのに・・。

 

志生野アナ「いまゴングが鳴りました」

志生野アナ「マイクともども投げ飛ばされております、デズリー・ピーターセン」

志生野アナ「なんとか選手のエスカレートしたカッカとした雰囲気を止めてもらいたいと思います」

 

 

場外ではセコンド陣にムカツいた飛鳥が、パイプ椅子を持ち出します。

極悪陣営に殴りこんで、ブル以下のセコンド陣に椅子攻撃。お互いに凶器攻撃しまくりです。

 

 

リング上ではダンプがついに伝家の宝刀の竹刀を取り出して、ジャンボを叩きつけます。

 

志生野アナ「いま放送席の後ろから(ライオネス飛鳥が)椅子を持って出ました」

志生野アナ「椅子攻撃であります」

志生野アナ「リング上はジャンボ堀、そしてダンプ松本」

志生野アナ「そしてリングの下、大森ゆかり、そしてライオネス飛鳥」

志生野アナ「捕まっているのがジャンボ堀、これじゃどうしようもありません」

志生野アナ「いま小倉由美からライオネス飛鳥、大森ゆかりに椅子が入ろうとしましたが」

志生野アナ「阿部四郎がこれを静止しております」

志生野アナ「これはやや一方的です」

 

 

 

ついに大森が爆発して椅子を持ち出して、阿部四郎とダンプを攻撃し始めます。

大森が怖いです。

しかしダンプは大森が挑発に乗ってきていることを、喜んでいるようにも見えます。

 

志生野アナ「極悪サイドの凶器は許していても、どうも赤コーナーサイドの凶器」

志生野アナ「あるいは椅子攻撃というものに対しては徹底的にけん制しております、阿部四郎」

志生野アナ「完全に片手落ち」

志生野アナ「(大森が)椅子をもった、おおーっと(松本の)頭にいった!!」

志生野アナ「大森がいきました!!」

志生野アナ「いやーとっとっと、阿部四郎と大森、椅子の取り合いになりました」

志生野アナ「これをいま極悪サイドに置いております」

 

ムカついた阿部四郎が大森を羽交い絞めに!!

 

志生野アナ「ああーっと、これはひどい!!」

宮本「阿部四郎も椅子で刺激されましたからねぇ」

志生野アナ「ああいうことを平気でやりますからね」

志生野アナ「レフェリーのライセンスを完全に取り上げたほうがいいように思いますけどね」




この試合、最後はダンプからもアドレナリンが相当出まくっていますね・・。

竹刀で大森を追い回し、最後はコーナーに竹刀をぶん投げています。きちんと大森には当たらないように投げているようには見えますが、かなり本気度が高い竹刀攻撃です。

 

 

志生野アナ「ああーっと、竹刀が飛びました」

志生野アナ「大森ゆかり、ここは怪力の見せどころであります」

志生野アナ「いまダンプを捕まえてそのまま上から行ったジャンボ堀」

 

一瞬のスキをついて大森がダンプを肩車、そのままトップロープからジャンボの雪崩式のネックブリーカー。

 

 

今度はコンドルが捕まってしまいます。大森が二段ロープからの落とし技でコンドルを意識不明に・・。

ここでコンドルがグロッキーとなり、あっさりとスリーカウントでした。

 

 

志生野アナ「大森が入ってカウントスリーであります」

志生野アナ「鮮やかに入りました」

志生野アナ「出てこようというダンプ松本に、必殺のキック攻撃はライオネス飛鳥」

志生野アナ「このあたり、鮮やかなコンビネーションでした」

志生野アナ「一体どうなる事かと思いました、この試合」


コンドルがあっさりとやられたことがムカついたのか、それとも大森との因縁を作りたかったのか分かりませんが、試合後にダンプが大森を放送席に連れ出して叩きつけます。

 



飛鳥「レフェリー除名だ!!」

志生野アナ「おおーっと、放送席にダンプがきた!!」

志生野アナ「阿部レフェリーに対して除名という声が飛んでいる」

志生野アナ「大森かやられている」

志生野アナ「騒然としています。おおーっと、いやー、宮本さん」

志生野アナ「何かこの試合が因縁試合といいますか、後に尾を引かなければいいなーという感じですが」

宮本「試合の途中でものすごい不気味な感じがしましたけど」

宮本「試合のあとも爆発しましたね」

志生野アナ「珍しいですね」

志生野アナ「えー、宮本さん、確かにいまや女子プロレスはやや過激になりすぎた」

志生野アナ「そういう感じがしますですね」

 

この試合、荒れにあれましたが、ダンプが大森を極悪に入れる画策をし始めた試合かもしれません。

大森はブチ切れると平然と凶器を使ってきますから、その根性がダンプは好きなんだと思います。

とはいえ大森は、カッカすると見境がないので、ヒールに向いているとは思えませんけどね。

 

 

 

今日の凶器 竹刀、空き缶、チェーン、マイク、パイプ椅子(ベビー側)、