1982/1/1 リングスター Vol.13 | 時系列でみる! 極悪同盟 ダンプ松本 ファンブログ

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極悪同盟(特にダンプ松本さん)のプロレスを時系列で整理します。思い入れのある雑誌処分のためブログに残して廃棄します。「テーマ別」で時系列で閲覧することができます。妄想で書くこともしばしばですが1年(+α)かけてやる予定です

1982/1/1発行の全日本女子プロレス公式パンフレット、リングスターVol.13を見てみます。

 

メイン選手以外は、まとめて紹介されいます。

 

 

 

さて、松本とユウのところを見てみます。

 

 

 

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マスクド・ユウ
恵まれた身長と体重を利用しての攻撃は迫力があり、 ツボにはまれば一発で吹っとぶ。堀あゆみとも互角の勝負をするまで成長。 ブラック軍団に属する暴れん坊。
昭和37年10月31日生れ。 東京 都北区出身。得意技はボディア タック。173センチ、85キロ。 愛称ユウ。

 

松本香

何回オーディションに落ちても屈せず、初志を貫いたファイトの持ち主。 重量を利用した破壊力はすさまじくジャンボ宮本二世の声も。ブラック軍団所属で ニックネームはアウ。

昭和35年11月11日生れ。 埼玉 県熊谷市出身。得意技ヒップド ロップ。 165センチ、85キロ。
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マスクド・ユウって書いてるのに、素顔なのはなぜ?!(笑)

 

マスクマンにとって、素顔を晒すのは、何事も耐えがたい屈辱ではなかったのか!?

このあたり、全女のいい加減さがみえます。というか、長与も含めた「明日のスターたち」みたいな、本の一番最後にある小さな紹介は、どうでもいいというか、全然力を入れていないように見えます。

 

しかし毎回、書かれていることは同じですね。(^^;

ユウは「恵まれた巨体」、松本は「オーディションに落ちても屈せず」です(笑) 正確には「オーディション」ではなく「プロテスト」だと思うんですけどね。(^^;

ちなみに松本は初めて違う水着で、リングスターに掲載されています。

 

この頃から長与と松本は少しずつ離れていく感じなのかもしれません。

長与の本に、ダンプと長与の新人時代のエピソードがありますので引用してみます。

 

「ここまで喋っていいかしら」より----------

女子レスラーが痴漢にあう時
 

お化けとかゴキブリは怖いけれど、人間同士なら、恋愛をのぞけば度胸満点の女子プロレスラーたち。わたしも、小さいときから、男のコとケンカするのは日常生活の一部だったし、レスラーになってからも、花道などで、胸をさわってきた男の客をブン殴ったりすることは、しょっちゅうでした。
ただ、ちょっとしたイタズラ心でエッチをしてくる奴に対しては、断固たる処置をとれるけれど、本物の変質者、痴漢とかになると、まったく話はべつです。

 

変質者って、ほんとうに怖いんです。ケンカが強いとか弱いの問題ではないですからね。相手がひ弱な男だったり、たとえ女だったりしても、怖いというより、薄気味悪いですね。まして、そういうオッさんにニヤリとヘンな笑い方をされたら、ゾッとしちゃいますよ。どこか、お化けに通じる不気味さがあるでしょう、そういうのって。


実際に、痴漢にあったことがあるんです。男によく間違えられるわたしだけど、当然、わかる人はわかりますから。そんなとき、わたしは体が硬直状態になってしまいますね。ところが、ダンプ松本は平気なんです。お化けに対しては人一倍いくじなしのダンプだけど、人間に関してはもう正真正銘、怖いものなしです。
 

わたしと大森ゆかりとダンプ松本が、まだデビューしたばかりのころの話です。まだダンプはそのころ、松本香っていっていました。 その3人が、映画をみにいったんです。
大森以外のふたりは、のちにはほとんど履くことのなくなったスカート姿。まだみんな、初々しかったんです。世間知らず、しかも都会知らず。
そうしたら、ちょうどわたしの隣の席に、オッさんがコートを持ってすわったんです。一見紳士っぽいオッさん。

 

最初はみんな、フツーに映画をみていました。ところが、だんだんお尻のあたりが粘りつくような、気色悪い感じがしてきたんです。ただ、わたしはそもそも痴漢というものを知りませんでした。

だけど、やっぱりおかしい。ということで、大森とダンプの顔をみたら、大森もなにかモジモジしながら、あたりをうかがっているんです。いま考えれば、とてもユーモラスな光景ですけれど、そんなこと考える余裕もなくて、ただ、ほんとうになにかおかしなことが起こっているんだということだけが認識できたんです。
 

3人で顔を見合わせて、目で合図をし合いました。
痴漢のオッさん、ずうずうしくって、それでもやめないんですね。わたしたちも、なんとなく気づいてきました。そして、わたしは体が硬直状態になっていったんです。ところが、一瞬のうちに、静寂が破られました。

「ギャハハハハ、みて、このオッさんすごいことやってるよ」
ダンプがわたしたちを助けてくれたのです。
彼女、笑いころげながら、叫んでいるんです。 オッさん、一目散にその場から逃げていきましたね
ダンプは、そのオッさんが逃げてからも、しばらく笑いころげていました。わたしと大森は、 ホッと胸をなでおろしながら、こいつは大物だと、ダンプの笑いころげる姿をみながら思いました。
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この話、本当なのかは分からないですが、ダンプは長与よりも随分年上ですから、痴漢という存在には慣れていた(?)のかもしれません。大森はよく痴漢された話が雑誌に出ていますが、硬直して何もできなくなってしまうらしいです。大森は痴漢を撃退しそうな雰囲気ありますけどね。

大森、長与、ダンプという3人組で出かけたというのも、あまり聞いたことがない話ですし、ダンプと長与が新人の頃はスカートをはいていたというのも、聞いたことがないですが、この話が本当だとすれば、面白いですね。

 

 

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