別冊エキサイティングプロレスの1984年6月号に簡単な極悪同盟の紹介がありました。
極悪の部分を拡大してみましょう。
「超極悪トリオ」と書かれています。極悪どころではない、という意味で「超」を付けたんでしょうが・・(^^; 謎の怪覆面マネジャーとして、ザ・ベートーベンも加わっている写真です。
やはり、マネージャがつくと、一気に胡散臭くなるというか、悪役のプロレスラー感が出るので、広報のロッシーは優秀だったんですね。
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女子プロ・ファンに今最も注目されているレフェリー 阿部四郎。超極悪コンビと裏で密約をしているのはもっぱらのウワサ。これに対し、ジャガーを始め女子プロ軍団は対抗していかなければならないのだ。 彼の存在は超極悪コンビ、ダンプ松本とクレーン・ユウの存在を増々不気味にさせるのである。 これからのタッグ戦争におい て彼の動きが、 大きなポイントになるであろう。
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エキサイティングプロレスは、極悪に「超」をつけたり、阿部四郎の存在をきちんと報道しているので、当時としては女子プロレスの話題では最先端の雑誌ですね。なかなか阿部四郎まで注目する雑誌はないと思います。
続いて、お便りコーナー。
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レフェリーは公平にやるべきだ
今まで男子プロレス(特に新日)ばっかり見ていた私です。 つい最近から女子プロレスを見るようになりました。はっきり言うと、男子プロレスの方が好きだけと女子プロレスも男子と違うから好きです。
プロレスは同じだけと中味が違うんですよネェ。
まあそれはいいとして、一言いわせて下さい。あべしろうレフェリーなんて大嫌い。何ですかあのやり方、ダンプ松本とマスクド・ユウといっしょになってェ。
それでもレフェリーですか? レフェリーは元来、平等にやるもんでしょ! ダンプ組は明らかに反則負けですヨ。それなのにどーしてそうしないの?
凶器を使って勝つなんてプロレスでしょうか、私は初めはデビルの味方じゃなかったけど、今じゃ尊敬しているし好きです。 デビルはやっぱり強いレスラーです。ダンプとユウの凶器攻撃のやりすぎに愛想つきて額を切った。
胸が打たれました。デビル、 頑張ってネ。ダンプとユウをめっちゃくちゃにやっつけて下さ い。そしてあベレフェリーをもっともっとダンプ達以上にやっつけて!
〈編集部〉女子プロレスは男子プロレスと違う迫力があり、また面白いものです。
そして、最近の試合は一昔前と比べてファイト内容も良くなっているので女子プロレスも応援して下さいネ。
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またまた男性からの投稿です。阿部四郎の肩入れレフェリングが非常に効果的であったことを、当時の投稿から知ることが出来ます。「凶器を使って勝つなんてプロレスですか?」 この意見が本当にいいですね。格闘技で唯一凶器を使えるのがプロレスなんですね。だって、オリンピックで凶器持ち込みできないですし、そういう面白さ、理不尽さを学ぶのがプロレスです。
しかし、エキサイティングプロレスの編集部も、この男性の意見に全く動じることもなく、平然と「応援してネ」と書く当たり、さすがプロレス専門誌です。(^^;