1985/3月 雑誌「ティーンアイドル」 クラッシュ・ギャルズ特集 | 時系列でみる! 極悪同盟 ダンプ松本 ファンブログ

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極悪同盟(特にダンプ松本さん)のプロレスを時系列で整理します。思い入れのある雑誌処分のためブログに残して廃棄します。「テーマ別」で時系列で閲覧することができます。妄想で書くこともしばしばですが1年(+α)かけてやる予定です

1985年3月に雑誌「ティーンアイドル」にクラッシュ・ギャルズが登場します。

直接極悪とは関係ありませんが、一応掲載しておきます。

今回はクラッシュのみですが、この雑誌は女子プロレスを特集していく雑誌の一つとなります。

 

 

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クラッシュ・ギャルズ 充電プライベートに接近

リング外でも花よりダンゴに格闘中

 

女子プロレス界の超人気コンビのクラッシュ・ギャルズ。女子プロ界のみならず、 芸能界まで、過激にプロレスしまくってる二人の素顔の実態をさぐるべく、おお~っと、掟やぶりの接近をしてしまったのです。
 

千種 「まる1日休みがあったなら、 部屋で心ゆくまで、ペットのサラミと遊んでいたい。」
飛鳥 「わたしは、友だちと温泉とか旅行したり、めいっぱい遊びま くりた〜い。」
 

昨年は、女子プロレス界に、クラッシュ 旋風を巻き起こした、クラッシュ・ギャル ズ。年間265回もの試合をこなし、なお かつビクターから 「炎の聖書(バイブル)」 でレコードデビュー。地方遠征に加え、ミ ニコンサート、さらには殺到する雑誌やテ レビの取材に追いまくられて、プライベー トをゆっくりすごすひまがなかったほど、仕事の超過密スケジュールをこなしてきた。


某月某日、千種と飛鳥がそろって渋谷をショッピング中の姿を発見! とつぜん、 降り出した雨の中、一本のかさを仲よくさしあって、ブティックやクレープ屋さんを のぞいて歩く二人は、とっても楽しそう。 リングをはなれると、やっぱり素顔は、年ごろの女の子!?  最近おしゃれに敏感になった二人の共通の悩みは、サイズがぴったり合う服をさがすこと。お気にいりの店 「SAILORS」に立ち寄って、 ジャケ ットさがし・・・。

 

その後、二人はお好み焼き屋さんののれんをくぐったのでした。「焼き肉なら、5人前ぐらいは軽い。」と豪語する二人が注文し たのは、牛肉バター焼き2人前、えび玉と焼きそば2人前ずつ。

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飛鳥「今日は2人とも昼まで寝ていたから、遅めの昼食なんだ」

千種「クラッシュの取材ってなぜか食べ物ばっか。焼肉とか美味しいものが食べられるのはうれしいけどね」
飛鳥 「おかげで体重がふえちゃって・・・。でも、体が資本ですとばかりに、だされたものは、残らずきれいに食べちゃうんだから、エライッというか、太るのもトウゼン。」

千種 「昨年は、キャンペーンとか、なんだかんだとあっちこっち引っぱり回されて、本業のプロレスよりも、ずっと芸能のほう がいそがしかったもんね。」
飛鳥「おととしは310試合もこなしたりしてたけど、昨年のほうがめいっぱいやったあって気がしちゃわない?」
 

千種は目黒、飛鳥は高田馬場のマンションで、それぞれひとり暮らし。 いそがしさのあまり、部屋には寝に帰るってこともたびたび。 たまにはゆっくりと料理を作りたいと思ったことも。

 

飛鳥「料理なんてラーメンを作るのが精一杯。カップセーメンてときもある。」
千種「情けない。トホッ。でも、わたしもおなじなんだよね。」
 

二人が男子プロレスに1日入門したとき におぼえてきた「ちゃんこ鍋」が、十八番 のメニューだとか。名づけて、「クラッシュちゃんこ」。かつお節と昆布でダシをとり、 みりんとしょうゆ、砂糖を適量入れて、グツグツ煮えたところに、魚や肉、そしてザクザク切った野菜を鍋にボン、ボン。小鉢に大根おろしとポン酢を入れたもので、 アツアツ煮えたのを食べると、ホッペタがおちそうなくらい、おいしい。と、千種と飛鳥が申しておりやす。お試しあれ。


焼き上がったお好み焼きを、ホッホッと 食べながら、おしゃべりも第2ラウンド。 野菜ぎらいの飛鳥に、「ほれ、ニンジン食べなくっちゃあかんよ」と、千種。ほーんとうらやましいほど仲がいいのだ。

 

千種「休みがとれたら、サラミと思いっきり遊びたい。いつも、デビルさんとこのブルーベリーとお留守番ばっかだから、さびしがってる。」
飛鳥 「わたしはネコを飼ってたんだけど、 めんどうみきれなくなっちゃったから、三原じゅん子ちゃんにあげちゃったんだ。」

 

リングでは、つおーい二人も、ペットの話になると、目じりがデレッ。ちなみに、千種の飼ってるサラミちゃんとは、ヨークシャーテリアのオスで、すっかり母親きどりってわけなのです。


飛鳥 「千種は、12月に20歳になってから、 すこしずつおとなになってきたって気がする。たとえば、このあいだ、千種が足をケガしたときも、以前だったらアセリとかすぐ表にだしちゃてた。でもこのあいだは、そんなことおくびにも出さないもんね。変わってきたのかなと思う。」
千種「私のことはほめても、飛鳥のことほめてあげないよ~だ。」
飛鳥「アッ、かわいくなったねとか、いってほしいなあ。」
千種 「でも、飛鳥のことすごく見なおした。 二人っきりで飛行機乗ったり、電車乗ったり・・・。お金のこととかキップの手配とか、飛鳥がマメにやってくれる。わたしって、そういうことぜんぜんダメだから。 」

飛鳥 「おたがい成長できたみたいだね。」

 

千種は、大ざっぱな性格。いっぽう、飛鳥は男っぽく見えて、意外に細かい所まで気をつかうタイプと、二人とも両極端。またそんなところが、イキがぴったり合うヒケツなのかも。おたがい尊重しあい、プライベートなことまで、二人はおたがいを、 よく理解しあってるのだ。
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千種「ドラムを練習して、わたしたちだけのバンドを組みたいね。」 

飛鳥「うん、わたしはぜったい、 リードギターやっちゃうもんね。 がんばろう!」
 

誕生日のプレゼントで、事務所からドラムセットを買ってもらった千種。 ひまさえ あれば、ドンドコドンとドラムの練習をくりかえしている。いつかは、飛鳥がリードギ ターを担当して、自分たちだけのバンドをつくりたいと、夢が広がる。いままで、二人の頭ん中を100パーセント占めていたものは、プロレスのことだったけど、最近は音楽への興味も広がってきたという。 

 

千種 「三原じゅん子 さんのバンド、ルージュを見てたら、うらやましくって。女 の子だけのバンドなんて、かっこいいと思っちゃうよ。」
飛鳥「ほんと、実現できたらサイコウ。 そうしたら、わたしにリードギターやらせて。うんと練習しちゃうから。」


とまあ、バンドの話では、大ノリ大会。 1月21日には、新曲 「嵐の伝説(リジェント)」が発売され、 ヒットへの意欲も。
飛鳥「だすからにはデビュー曲以上の成績残したいもんね。」
千種 「やろう。デビュー曲は、ベスト10入りできなかったけど、こんどこそはがんばろう。」

 

ところで、飛鳥はバイクの中型免許を取るべく、教習所通いのまっさい中。 いそがしいスケジュールのあいまをぬって、教習 所へいくのはひと苦労。でも、あこがれのカワサキGPZ400を乗りこなすべく、 苦労もなんのそのと、大ハリキリ。「早く免 許こ~い、休みほし~い!」と、絶叫の 飛鳥なのでした。
 

飛鳥「休みは寝ようとしても、外に出たく なっちゃう。このあいだ、ポッとひまができたから、『グレムリン』見てきちゃった。 

千種「アッ、わたしのことつれていくといっておきながら、智 (飛鳥の本名)は、ひとりでサッサといっちゃうんだから。」と、 ブチブチ・・・・。
飛鳥「ごめん。こんどかならずつれていってあげるから、許して。」
千種「ほんと? 裏切ったら、『いま、クラッ シュ・ギャルズのパートナー募集してま~す。』だかんね。」
 

と、ギャハハ笑い。当分、クラッシュ・ギャ ルズの解散はありませんので、ご安心を。 

1月5日の後楽園ホールでの試合から、 1985年のゴングが鳴った。ことしも300回近い試合を、闘わなければならない
 

クラッシュ・ギャルズ。プロレスはもちろ んのこと、ドラマ「毎度おさわがせします」 (TBSテレビ系)にも出演し、昨年以上に、いそがしくなりそう。
 

飛鳥 「はじめ、ドラマ出演ときいて、寝る時間が減るなあって思ったけど、撮影現場が楽しいから、がんばれる。」
千種「朝早いのだけが、つらいけどね。」

 

今回は、クラッシュ・ギャルズそのまんまの役どころで、セリフもアドリブでこなしちゃうことも。 また、共演している中学生の男の子にモテモテで、すっかり仲よしになってしまったという。
古い女子プロレスをクラッシュ (粉砕) するという意味で名づけたリング名。 ドラ マ出演も、歌も、すべてプロレスにいい意味でつなぐことができればいいと、もっかチャレンジ! の千種と飛鳥。


飛鳥 「いままでは、ライオネス飛鳥プラス長与千種でクラッシュ・ギャルズという、 1プラス1は1という関係。これからは、 1のクラッシュ・ギャルズを、4でも5に でも大きくしたい。」
千種「いい芝居は、何度見てもおもしろい。 だから、いいプロレスをやれば、何回やってもおもしろいハズだよね。」
飛鳥「最終的には、おたがいシングル・プ レーヤーをめざしているけど、いろんなことをやって、その土台を作りたいし・・・・。」 

 

いつかライオネス飛鳥と長与千種が対決することになったとして、どちらが勝っても、「クラッシュ・ギャルズは、永遠に不滅だもんね。」と、ガッチリと握手を。ふつうの女の子にもどっても、やっぱりプロレス のことをいつも考えている、飛鳥と千種の 二人なのでした。
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この頃のティーン誌を見ると、車とバイクをかなり特集しています。

いまは「若者の車離れ」と言われて、車は見向きもされませんし、まして「バイク」は危ないという理由なのか、オッサンしか乗らない乗り物になりつつあります。(レーサーレプリカタイプは唯一売れているみたいですが)

飛鳥はカワサキのGPZ400に乗りたいとずっと以前から話していて、この忙しい中で中型免許を取得したと思うんですが、よく時間ありましたね。まさか試験場一発ではないでしょうし。(^^;