1985/2/25 WWWA世界タッグ 雑誌記事② ムック「クラッシュギャルズ」より | 時系列でみる! 極悪同盟 ダンプ松本 ファンブログ

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極悪同盟(特にダンプ松本さん)のプロレスを時系列で整理します。思い入れのある雑誌処分のためブログに残して廃棄します。「テーマ別」で時系列で閲覧することができます。妄想で書くこともしばしばですが1年(+α)かけてやる予定です

下記の2/25のWWWA世界タッグ王座については、様々な雑誌で記事になりましたので、色々と見ていこうかと思います。

 

 

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★ムック「クラッシュギャルズ」池田書店

 

 

屈辱の幕切れ、クラッシュ血の海散る

 

クラッシュVS極悪同盟といえば、名物力 ードである。 だが、凶器づくしで勝負する極悪を相手にした時のクラッシュは、なぜか空しい表情をみせる。血で血を洗う抗争は果てしなく続くが、そこには新しい夢が生れないからだ。王座を明け渡した夜は、エスカレートの頂点をいった流血ハードマッチだった。 力対力で結着をと念願する、 クラッシュにとってこの上なく屈辱を浴びたのだ。

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写真部分を拡大してみます。

(良いアングルでのダンプのハサミ攻撃の写真)

千種「悔しいぜ。なぜこんな試合をしなくちゃいけないのか」

↑これはさすがに長与が言ってなさそう(^^;

 

(覆面マネージャの荷担は、勝敗に大きく影響。目に見えぬ敵が多いのが敗因である)

ベルトを巻いたあとの写真ですね。ベルトを巻いた後も、千種はザ・ベートーベンに文句を言っていたようです。

 

 

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★ムック「クラッシュギャルズII」より

 

この試合の飛鳥と長与の試合の感想があります。

 


2月25日、地方巡業を終わって、38日ぶりに東京に帰ってきた私たちを待ちかまえていたのが、WWWA世界タッグの、ダンプ/ユー組とのタイ トルマッチでした。
 

あんまり、ベルトにはこだわらず、いつもクラ ッシュらしい試合をしようって心がけてるんだけど、ダンプチームにだけは別。ダンプチームなんて、はじめっから、まともなプロレスをやってくるつもりなんてないでしょ。こういう人たちにベ ルトを渡したりすると、代々受け継がれてきたべルトの価値がなくなってしまう。先輩たちが守ってきたベルトの権威を、絶対になくしちゃいけないねって、千種とも、内容は度外視してでも勝と うって話してたんだけど・・・・・・。


結果的には、大流血戦の末、ダンプチームに、 ベルトをとられてしまいました。
 

タイトルマッチにふさわしい試合ができないのは最初から覚悟してたんだけど、なんか、"ケンカに負けた"って感じで、試合に負けたのとは別の スッキリしない気持ち。今度は、ケンカにも強いクラッシュ・ギャルズになって、極悪の手から、もう一度ベルトをとりもどします。 (飛鳥)

 

このタイトルマッチから、私たちは、"格闘技シューズ"を使いはじめました。私が目標にするUWFのスーパー・タイガーさんが使ってるものと 全く同じものです。ちょっと女子プロレスらしくないゴツイ感じがするでしょ。でもクラッシュには似合っていると思いませんか?

このシューズ、スネがカバーしてあって、 キックをいれると、バコンっていう気持ちのいい音がします。軽くて、足首が動くようになってるので、キックもしやすい。 クラッシュのケンカ殺法の大きな武器になってくれるはずです。難点は、 長持ちがしないこと。毎日試合をするペースだと、 1か月で新調しなければなりません。
タイトルマッチは、シューズの威力もだしきれないうちに負けちゃったけど、これからは、何足もはきつぶすくらい、蹴りまくってやるぞ。(千種)

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長与はこの試合の感想はあまりないようで、自分たちのシューズの話ばかりしていますね・・(笑)

 

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★本「ダンプ松本のマジだぜ!」より

 

 

当時のダンプ本の中に、本試合についてのダンプの感想があります。

 

女子プロレスは「極悪」の時代!

 

極悪同盟を結成した頃は、親に泣かれたってのが、いちばんマイったね。
熊谷の実家にくだらねえラクガキされたり、イタズラ電話がかかってきたり、 母ちゃんに「あっ、ダンプの母ちゃんだ」ってんで、石を投げつけられたりしてサ。

 

このダンプ様に文句のあるやつは、堂々と言ってくればいいんだよな。
そんな度胸もねえくせに、本人のいないところでツッパリやがって。いいか、今度ダンプ様が見つけたらタダじゃおかねえからな。
覚悟しとけよッ!!!
それにしても母ちゃんにはすまないと思ってんだ。ダンプちゃんにとって、最初にして最大の親不幸だと思ってる。
レスラー・ダンプ松本と家族を別に見れないバカどもが、世の中多いからなツ。
で、このところ、女子プロレスが大ブームだ。もしかしたら、 ビューティ・ペア時代以上のブームかもしれない。
でもな、このブーム、クラッシュ・ギャルズのおかげだとかいうやつが多いけど、とんでもねーぜ! 

去年、つまり昭和60年からは、女子プロレスは「極悪の時代」なんだ。
去年はダンプ様個人にとっても最高の年だった。

2月には、東京の大田区体育館で、クラッシュを破り、クレーン・ユウとのコンビ WWAタッグ王者になった。
この試合は極悪の総力を結集した試合だったぜ。
ユウはもちろん、セコンドのブル中野、ギャラクティカ、「疑惑のレフェリー」阿部四郎、謎のマネージャー・ベートーベンまで動員して、クラッシュにピンフォール勝ちしたんだ。

 

みんな100点満点の働きだったぜ。


血ダルマの長与を見て、ファンが泣き叫んでいたもんなあ。
その中でベルトを奪い、大トロフィーを持った、あの時の気分の良さは、他人にわかんねェだろうな。思わず、
「ザマあみろッ!」
って叫んじまったもんな。
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