エゴと人形 -4ページ目

エゴと人形

超不定期更新


歩き続けた道
僕の後ろにぽっかりと開いた穴

切り立った崖っぷちに背を向けるように
一瞬で無くなっている
歩いてきた その道

風が僕を責めたてる
覚えていたはずの感情がただの言葉に変わる

後戻りはできないのさ
感情さえ戻らない
なくしてしまったんだ
僕は死んだわけじゃないのに
それは消失したんだ

愛した過去が その重さが 取り返しのつかないところに
落ちて消えている 

何が起きたの?何を出来ずにいた?

混乱の最中 醒めた虚な闇が笑っている。


最大風速 針がクルクル回る
なのにいつも通りに生きている

どうして取り乱すことができないのさ

叫べばいいだろう
泣けばいいだろう

どうしてそこで立っていられるんだ
本当は一緒に崩落したかったのに

どうして僕だけ置き去りなんだ
僕は僕のふりをしているんだ
何もかも無視して 冷酷なんだ

まるで闇のように僕を支配するんだ
正気の沙汰じゃない その理性に
トリガーをひいて そんなリミッターを壊して

叫べばいいだろう
泣けばいいだろう

何度も 何度も

その淵から 

叫べばいいだろう
泣けばいいだろう







泣き虫の涙がいよいよ涸れて
ぽっかり開いた穴に飲まれて
孤独は恐怖ではない

呆然と本能に従え
そう何も感じない

獲物をくわえた午後4時
まだ足りないの

支配の中に支配があるの
恐れは知らない

それを握って生きろというの
お腹は空かない

それを飲み込んで
それを飲み込んで
それを飲み込んで

自分の正体なんて知らない
鏡の中に飢えたケモノが1匹
同じ瞳で見つめ返す

弱さは暴いたから
捨ててきたの

強さは最初からもってない
なら何が残ってる?

空のまま なにも埋め込めない
飾りのない部屋が自分のようで
明かりは付けれない



海から街へ
街から山へ
僕すら知らない僕の旅

世界の美しさを僕はまだ知らない
どんな場所でもいいよ
その先に自分より美しいものがあるなら

潮風 野花 雲 光と闇
孤独が衝動を教えてくれる

あぁ本能は裏切れない
こんなにも嘘ばかりの人生なのに

自分勝手で
自分に鈍感で
気づくと傷だらけなんだ

愚かで無力が性分らしい
自分を捨てては無くすから

君が僕を知っていてくれたなら
涙を流す理由を忘れずに
いられる気がするよ

いくつもの夜を超えて
朝の海
朝の街
朝の山

知らない朝が旅を色どる

夜が明けるのを待てないで
眠れない

なら今から行きます

海から街へ
街から山へ
夜の空を超えて

君が目覚めたら
直ぐに抱きしめるよ

同じ朝日を迎えたい
そしたら世界が輝くから

海の風
街の音
山の息

空のした
光を迎えて

旅の先に待っていて

景色を何度もめくって
君のもとへ






小さき花に触れて 辿る路
想いはどうして 変わらずに此処にあるのだろう
希望に満ちた心で 寂しさを跨ぐの

風に揺られ 変わってゆく景色に溶けたとしても
自由を何度奪われても 変わらずにあり続くそれを
胸に掲げて 永遠がそこにあるかのように
愛し続けよう

自分が大好き 貴方が大好き 
例え世界を憎んでも それで世界を愛せる

何か見失っているのだろう それでも
気にならないぐらい 愚かで真っすぐ それでいいよ

何かを諦めたのかもしれない でもそれで
充分 満ち足りてると そう思える

手に握った砂がこぼれるように
いつかそれも消えるのかもしれない
だけどいいんだ この手はもう砂まみれだから

遠くの体温が今も名残惜しい
だけどまた会えれば 変わらずに笑い合えるよね




欲望にまみれたエゴを並べて
優しささえ なんだかわからないものに 変えてしまう

平衡を失ってもなを 照準はブレもしない
狂おしいのに この苦しみを手放せない

抱きしめたいの この糸に絡めて
離れられないように 

羽ばたいてる貴方に 恋い焦がれたというのに

甘い蜜を持たない 私は
しょうもなく 花のフリをして

罠を仕掛ける 
それしか才が無いのに 

どうして こんなに戸惑うのだろう
どうして 牙を向けれないのだろう

このエゴが 私を全部 支配してしまえれば
楽なのに 

貴方の 蜜が欲しい 飢えたこの私に
愛されれば 愛を知れる気がするのに

愛を知らないままじゃ 愛を手に入れられない
どこまで行けば 愛されるのだろう




なにもかも 許せないのだろう?


怒りを 手放せずに  この喉は乾いて行く


焼かれた路を  瞬きせずに 駆けて行く


乾いた世界の 焦燥で


本当に欲しいものが 見つかったのさ


汚れすら 愛おしいほど 


胸を 掻き乱して くれる


終わりさえ 忘れる その狭間で


ただ 一滴の 潤いを 


 


あぁ 生きている


この広い檻が 私の小ささを証明して行く
暴かれるのは いつだって 辛い
いつだって されるがまま 

逃げ出すには とても拙くて
行き場のない この思いだけが 積もって行く

白い世界 極限の日々が
バランスを揺らして 立っている

倒れるには いつも 何かが足りない
限界の先を 超えたつもりで 
どこにも 超えた印など 見渡せない

なにをすれば この心は安らぐのだろう


あの月が落ちるまで
誰も見えはしない

今は忘却の彼方
此処は不可侵の領域

扉の奥でそっと閉まった

誰も守れないモノを
誰しもが持ちえる

真夜中に手招かれ
正気を脱ぎ捨てて
喚いて その涙

今は忘却の彼方
あの月が落ちるまで
誰も咎めはしない

その深みに沈んでゆく
欠けた月が 歪んでゆく



限界をしらないまま
振り回され続ける

少しの不器用さが
こんなにも寂しくて
上手くいかない

繊細を通り越して 壊れてる

あぁ 一番上手な方法で
それを 壊せたら
あぁ 鈍い振りで
それを振り切れれば

求め過ぎて
見抜いて
暴いて
感じて
躊躇う

この拙い先に
この嘘の先に
光はあるの?

あぁ その吐息を 募らせて
あぁ 指先は 星をなぞる

幻に包まれた その肖像
今宵は 誰もそれを 咎めない

どうか その闇を 覗かせて
どうか その音を 響かせて

その芳しい花を 美しく 明かして
今宵は 誰もそれを 醜く思わない 

涙も 叫びも 今は 騒音に掻き消されて くれるだろう
その 逃避を 今は 誰も咎めない 

貴方の形を なぞるの 
貴方の姿を 写せるように

貴方の熱で 暖められた
その熱が 貴方の 血脈に届くように

駆け巡る時を その身体に刻んで
その 羽音を 響かせて