影向き合った現実の 先は 錆びれた 寂しさだけで ざらつく 風の中で あの日の香りを探す 一点の翳りもない そんな風には なれない そんな寂しさなんて 脱ぎ捨てて 完全なものが どうか この世界に無いように 祈ろう 貴方を抱きしめる その背に影があることを どうか忘れないで 抱きしめられた 胸が翳りのなかで ほどける事を どうか忘れないで 知ってるつもりでいさせて 貴方の寂しさを 私の知らない 貴方の痛みを晒して 暗がりに落ちる 小粒の雨に あの日の香りが 舞い上がる