人類は、死ぬ運命であった生命を生き延びさせたり、さらには人の力のみで生命をコピー・創造したりと、言うなれば神にも等しい所業をするようになってしまった。
だが、決して忘れてはいけないこともある。
医師や薬品といったものは、「病気を治せる」ものではない。
彼らにできるのは、あくまで「患者が治る手助けをすること」だけである。
このことは、医療を提供する人間と医療を受ける人間の双方がわきまえておかなければならないと思う。
自分はどんな病も治せると勘違いする傲慢な医師も、
自分の病気が治らなかったからといって医師を訴える身勝手な患者も、
存在するべきではないのである。