「なんで自分は、いつもこうなんだろう」

 

気づくと、
そんな言葉を
何度も自分に向けていました。

 

人間関係がうまくいかない。
 

人といると疲れる。
 

輪の中に入れない。

 

そのたびに、
こう結論づけていたのです。

 

「これは性格だから仕方ない」

 


お盆に実家へ帰ったとき、
自分の部屋を片づけていて、
卒業アルバムが出てきました。

 

高校と大学のアルバム。

 

正直に言うと、
これまで
ほとんど開いたことがありませんでした。

 

いい思い出がないからです。

 


ページをめくると、
行事やイベントの写真が並んでいます。

 

でも、
自分はほとんど写っていませんでした。

 

あの頃の私は、
人との関わりを
できるだけ避けていたのです。

 


高校では、ほぼ帰宅部。
 

大学では、サークルにも入らない。

 

安全な距離を保って、
目立たない場所にいる。

 

それが、
一番ラクだと思っていました。

 


でもアルバムを閉じたとき、
ふと、
別の感覚が湧いてきました。

 

「ラクだった、というより……
 守っていた、のかもしれない」

 

そんな言葉が、
頭をよぎったのです。

 


当時の私は、
自分を責めてばかりいました。

 

ダメだから。
 

価値がないから。
 

人付き合いが苦手だから。

 

 

そう思えば、
納得できる気がしていたのです。

 


でも今振り返ると、
一つだけ
引っかかることがあります。

 

もし本当に
「性格」だったのだとしたら。

 

どうして、
こんなにも
同じパターンを
繰り返していたのだろう。

 


人が変わっても。
 

場所が変わっても。
 

年齢を重ねても。

 

なぜか、
同じところで
つまずいていた。

 


それは、
性格というより。

 

もっと深いところにある
前提のようなものが、
影響していたのではないか。

 

そんな考えが、
少しずつ浮かび始めました。

 


当時の私は、
まだその正体を
言葉にできませんでした。

 

ただ、

「これは変えられないものだ」
と思い込んでいたこと自体が、
もしかしたら違ったのかもしれない。

 

そんな可能性を、
初めて感じた瞬間でした。

 


もしあなたも、

 

「自分はこういう性格だから」
「今さら変わるわけがない」

 

そう思って
諦めてきたことがあるなら。

 

それは本当に
変えられないものなのでしょうか。

 

それとも——
そう信じてきただけ
なのかもしれません。