前回は→その③

 

 【前回までのお話】

    戸隠山の元来の神様に関わる岩窟についてお話してきました。岩窟自体の数は現在確認されているものは三十三窟有ります。向かって右側が天台宗の縄張りで、向かって右側が真言宗の岩窟となっていました。前回までに、古代の神の名前に関わる岩窟を天台宗の岩窟の中から紹介してきました。今回は、真言宗の気になる岩窟について紹介していきたいと思います。

 

【真言宗の岩窟の中から古代の信仰に関わっていそうなものをピックアップしてみました】

●不動窟 不動明王

不動明王は古くは富士山の神様で有り大日如来の事でも有るので、アマテラスと読み取ることが出来ます。太陽の神。つまり太陽信仰をイメージできます

※出典:以下ウィペディアより画像・文章とも引用まとめ

●歓喜窟 歓喜天

仏教の守護神である天部の一つ。ヒンドゥー教のガネーシャに相当する尊格で、ガネーシャと同様に象の頭を持つ。

梵語ではヴィーナヤカ(Vināyaka、音写:毘那夜迦、びなやか / びなやきゃ)、またはガナパティ(Gaṇapati、音写:誐那鉢底 / 誐那缽底、がなばち / がなはってい / がなぱてい)と呼ばれるほか、大聖歓喜天(だいしょうかんぎてん)、大聖歓喜双身天王聖天(しょうでん  )等とも称される。

象頭人身の単身像と立像で抱擁している象頭人身の双身像の2つの姿の形像が多いが、多くは厨子などに安置され、秘仏として扱われており一般に公開されることは少ない。稀に人頭人身の形像も見られる。

聖天様はこんな人達に実は人気

●軍茶利窟(グンダリ) 軍荼利夜叉明王

密教の軍荼利明王は、性力(シャクティ)を表わすクンダリー(軍荼利)を神格化したものであると言われることもある。クンダリニーの上昇を感じたからヨーガが成就したというのは早計で、その時点ではまだ「初期」の段階にすぎない。「火の呼吸」と呼ばれる呼吸法はクンダリニー・ヨーガの側面もあるがイコールではない。

真言宗の理趣経は東寺しか学べないのはどうしてだと思いますか?

~空海と八咫烏が悪魔教と誤解された理由~

↑理趣経にも繋がりの有る考えが胎内くぐりであると思います。

【新しく読者になった方や買いそびれたよという方へ】

有る意味現代では過激と判断されると思いますので有料記事にしました。リキューでは評判で結構購入して頂けましたが、リキューは停止になってしまったためnoteで購入できるように致しました。興味ある方は是非読んでみて下さい。

 

 

 

●胎内窟   胎内くぐり

 古来、洞窟は「岩屋」と呼ばれ、住まいとしても使われてきました。そして、洞窟は死と葬の場でありながらも他界への入口、すなわち母の胎内とも見られ、胎内に籠り、生まれ、また戻って再生をするというはたらきを、現実的にも伝承の上でも負っていると考えられています。実際、縄文時代には住居の入口に死産児を瓶に入れて埋葬し、常にそこをまたいで通る母の胎内に再び生まれることを願いました。
岩屋を巡る「いわや胎内くぐり」を巡ることで、この世の罪を洗い流し、再び母の胎内より新しい自分に白く清く魂が生まれ変わり、出直すことを祈ることになります。黄泉から帰り、禊をして清まる。あの世からこの世に生まれるという魂の輪廻転生を感じ取れることでしょう。

~以上~

 

 これらの、信仰の内容って・・・・!

そう【縄文時代の信仰そのもの】です!!!!

歴史専門の方が語る縄文の祭祀の内容につてい取り上げている記事です

偶然ではないでしょう。ミシャグチ様の土地ですので。九頭竜とは銘打っていますが、巨大な蛇神と考えると『ああそうか!』と合点が行くと思います。

ミシャグチ様=九頭竜様根拠~写真に写りこんだ縄文祭祀~

納得いかなかった人も、ではここで何故今までの信仰上に全くないタジカラオが出て来ちゃうのか?って思いませんか?果たして民衆の立場から考えると変える必要が有ったのでしょうか?勝負の神?

 

でも、真言宗や天台宗が居た時の方が色々な神様の名前の洞窟が有り、まさに御利益が様々であったと思えませんでしょうか?

 

次回は【真言宗と天台宗の共通の信仰に実は大きな答えが有る】というお話をしていきたいと思います。

 

 

次回は→その⑤