前回は→その22            最初から→その1



写真・文章共にウィキペディア参照→その1 その2

ハイアワサの歌という物が有ります。

簡単に言うと、戦い合ってた複数の部族をまとめ上げた実在する英雄の話。


しかし・・・・・勘違いによるものか、あるいは都合上なのか?

主人公を取り違えるという、根本的なミスが有ったのです。

誤解されたままなのに、何故か銅像までアメリカには有るようです。どうして訂正しないんでしょうかね目・・・・・


ハイアワサと妻ミネハハの像(アメリカ合衆国・ミネアポリス)

※ストーリーはオジブワ族の伝説をベースにしているのに対し、実在したとされるハイアワサはイロコイ連邦の創立者である、と伝承との間に大幅な改変が見られる。



ヘンリー氏というアメリカの詩人がいるのですが、この話はモホーク族の話にしてしまっていますが、実は今回の話に出ている、オジブワ族の話なのです。

情報ソース:ウィキペディア→こちら


アメリカの方から見ると、皆同じような感じに見えてしまったのかもしれませんね。


しかし・・・・これ、その様に誤解されたままだと、インディアン達だってスッキリした気持ちになれませんよね?

因みに本当は何の物語だったのか、お話しますね(*゚▽゚*)



【ハイアワサの歌は本当はオブジワ族の伝説です!】

これは、オジブワ族のトリックスターのナナボーゾの物語なんです!



トリックスターって何目

トリックスター (英 trickster) とは、神話や物語の中で、神や自然界の秩序を破り、物語を引っかき回すいたずら好きとして描かれる人物のこと。善と悪、破壊と生産、賢者と愚者など、全く異なる二面性を併せ持つのが特徴。
わかりやすく言うと・・・・・そうですね孫悟空なんかもそのカテゴリーではないでしょうか?


彼はインディアンの英雄として書かれて居ますが、その彼の一生が、この詩には描かれているんです。


しかし、この中で描かれるイメージについて、インディアン自身がどの様に思っているか、今回は取り上げます。


イロコイ連邦国のひとつ、タスカローラ族のエリアス・ジョンソン酋長はこの「ハイアワサの歌」が植え付けるインディアンへの「悪いイメージ」についてこう抗議している。


「ありとあらゆるインディアンの肖像が、手に頭皮剥ぎのナイフとトマホークを持った姿で描かれて、まるで野生の蛮人の象徴扱いにされている。 

 

 それはキリスト教徒たちの国が、彼らの仕事、正義の象徴として、常に大砲や弾丸、剣、およびピストルを伴っているのと同じような具合で行き渡らされているように思える。」
~以上~



うんうん( ゚ー゚)( 。_。)そうでしょうね・・・・

なんだかインディアンというと、弓矢に槍というか・・・・・


そんなモチーフで描かれて居る事も多いですしね。


しかし、今回のお話でわかって頂けた方も多いかと存じますが、彼等は非常に豊かな文化の持ち主ですよ。




そしてこのハイアワサの歌に出てくる、インディアンの神話・・・・・

インディアンの神話なんてあったの目


はい(*゚▽゚*)あるんですよそれが・・・・


と((o(´∀`)o))ワクワクしてしまった人・・・・・実は残念ながら、アメリカの教科書に載るような文学的価値のある作品ではあるようですが、実際のオブジワの神話という訳ではなく、北欧神話に似た部分、そして、他の部族の話も混ぜているし・・・・・


オブジワの口伝とかでもないようなのですね・・・・・


しかし、この部族・・・・それだけではなく、色々無い事にされてしまっているんですよ。


えぇ!一体どういうこと!こんなに素敵な所が沢山あるのに!って思いませんか?


次回からは、彼らの今・・・・・です。




続きは→その24