モトクロスとハイパーモタード698 Mono Rve試乗 | バイクと自転車と本と

モトクロスとハイパーモタード698 Mono Rve試乗

今日は有休でまず午前はモトクロス。

台風後の重機補修で路面はふかふかで、ジャンプがきつい。

人もいないから自分が走って作ったラインをトレースして飛ぶんだけど、

ラインを外すと挙動は乱れるし、だんだんラインの中に微妙なギャップができたりするので、

思い切り全開で開けて飛ぶのに集中力が要る。

 

でもまぁそこそこな感じで走れた。この路面でこの感じなら、

次は2025の新型で走ってもいいかなという感触を得て終了。

 

 

帰ってシャワー浴びて今度はDUCATIディーラーへ。

 

ストリートファイターV4のオイル交換を依頼し、

待っている間に、おろしたての試乗車、ハイパーモタード698を試すことに。

まだ60kmも走ってない新車で、

慣らしも兼ねて好きに走ってください、とのことなので峠を中心に気付いたら90分以上走ってた。

 

まず、この1万rpm回るシングルエンジンはKTMの690より好み。

瞬発力は十分だし、5速6速での80km/h以上での振動も予想以上に少なく、

300kmクラスのツーリングも余裕で出来そう。

 

最初はモトクロスフォームのリーンアウトで走ってみたがしっくりこないので、

普通に少しハングオフ気味に走り始めると、

車重の軽さから、かなり進入が鋭く入れることに気付いた。

このバイクもしかしてかなり面白い、

ストリートファイターV4よりも面白い?

ストリートファイターV4の峠での楽しさが最高峰だと思っていたけど怪しくなってきた。

 

 

これまでV4で峠走ってきた経験で、

例えば走り込んでそうなモタードにも下りで付いていけた経験から、

このバイクは速いって思いがあった。自分に合ってると。

 

ただ、

698で走っているうちに、走り慣れていけば、こっちの方が速く走れそうな感触があった。

軽量で負荷が全体的に小さく、マージンがある感覚が大きい。

必要なパワーがあれば、あとは軽さが正義っぽい。

 

 

シートとステップの距離が長いので、身長低い自分だとあまり腰をずらせないけど、

普段、200/60というラウンド形状の強い幅広のタイヤで走っているのと比較すると、

そこまで体を内側に入れなくてもバンクを制御しやすい。

 

 

 

あとはDUCATIのクイックシフターは本当に出来がいいと思った。

698だと峠では2速固定でなく、3速をいったり来たりする使い方になるけど、

クイックシフターがスムーズで使いやすい。

 

カワサキは見習ってほしい。

ZX-10RもH2SXも、動きがやや渋いというか、振動があるというか、スムーズさでDUCATI全般に大きく負けてる。

 

 

さて、

698はストリートファイターV4の替えになるかというと、

峠以外での楽しさも考慮すると、ギリギリそこまではいかない。

208馬力が楽しい場面はやっぱりあって、

このエンジンの異常なパワーはやっぱり698にはないもの。

 

ただ、2024モデルのKTM250EXCを下取りに出してどれぐらい出るか聞いているところ。

新しくなったイナベのコースでエンデューロレーサーが楽しく走れるかというと、

以前よりジャンプの着地負荷があるのできつくなった。

特に新ジャンプはうっかりショート気味になったときが怖くて、

サスが底付きして跳ねられるリスクがあるかもしれない。

 

なので今後、乗る機会はさらになくなっていきそう。

 

2ストEXCの公道走行可能最終版という希少性が評価されてくれないかなぁと淡い期待。

まぁレーサーベースだから大した額にならなそう。