H2SXというバイク | バイクと自転車と本と

H2SXというバイク

 

今年からH2SXに乗り始めて思うこと。

 

まず、カワサキ車のにおい、がいい。

 

10Rや14Rに乗ってるときも感じたけど、独特なにおいがする。

カワサキ4発のカウル車特有なのだろうか、

一方でずっと乗り継いでいるKX250は無臭。

 

DUCATIのストリートファイターV4やムルティストラーダV4も、それほど特徴のあるにおい無し。

 

一方でKTMも独特なにおいがする。

これは過去のKTMのストリートバイク皆、似たようなにおいがしてて、

今所有しているレーサーで2ストの250EXCですら、ああKTMっぽいにおいがする、と思う。

 

使ってる樹脂部材やクーラントやらから発せられるにおいなのかもしれないが、

自分の中では気のせいではなく、メーカー固有にある。ような気がする。

 

 

さて、

久しぶりにH2SXに乗って思うのは、本当に静かなバイクということ。

 

サイレンサーはトリックスターに替えてるけど、純正と音量は変わらない。

低音もないので、迫力自体は全くといっていいほどないけど、

その分気を遣わなくて済む。

 

1速ウイリーは音がうるさくなりがちだけど、

このバイクは1速で引っ張って上げても、

音は静かだし、バランサーが優秀でエンジンの無理している感や振動が少ない。

アクセルを戻してスーパーチャージャーの吸気音とともにフロントが落ちる感覚はこのバイク特有のもの。

 

サイレンサーの軽量効果が約5kg、

バッテリーをスカイリッチのHJTZ10S-FPに交換してさらに約2kgで、

車重267kgが260kgくらいにはなってる計算。

 

昔乗っていた14Rが色々交換して250kgちょっとになっていたことを考えると、

それでもまだかなり重い。

14Rは重い2本出し純正マフラーの交換だけで10kg以上軽くなったので、

ホイールも替えて数値的にはかなり軽くなっていた。

 

だけど、取り回しも走っている感覚も、センスタの使用感も含め全てのシチュエーションでH2SXのが軽く感じる。

 

かといって、じゃあH2SXが完勝かというとそうではなく、

エンジンの味、のようなものは14Rの方が好きだ。

 

自然吸気の大排気量こそフラッグシップマシンだろうという気がする。

無理せず途轍もないトルクが下から出てくるあの感覚。

低中速からの加速だけで、まったく肩肘張らずぐんぐんスピードが乗るエンジン特性。

あれこそメガスポって感じがするので、

ある程度回さないとパワーが出ないH2SXと比較すると、余裕が違う。

 

14Rを正統進化させたモデルが出るなら、H2SXから乗り換えると思う。

まぁ、絶対に出ないのだけど。

 

比較すればエンジンは14Rだけど、

H2SXのエンジンも滑らかで静かで燃費がよくて、現代バイクって感じで気に入っている。