初めての骨折 | バイクと自転車と本と

初めての骨折

オフロードバイク乗って20年、モトクロスは15年、

捻挫とか打撲的な怪我は何度もしたけど、

5/21、初めて骨折した。

 

21日の昼休みの写真。

路面はドライで荒れてもいなかったので、まさか昼休みにブル整備が入ったとは思わず、

ジャンプ飛び出しの形状が変わっていたことを知らず、午前と同じように抜き気味で飛んだ。

 

いなべの上りジャンプで前転クラッシュっていう、一番嫌な転倒の仕方。

午後の一周目、

リアが跳ね上がった瞬間、

ちょっと考える時間があって、なんでだよ、と何度も心で連呼してたのを覚えてる。

 

 

鎖骨、肋骨、肩甲骨が折れて救急車でそのまま11日間の入院。

肋骨は8本折れてて、

肺挫傷も負っていて、ぱっきり折れてる鎖骨の手術はすぐには出来ない状態。

気胸処置といって、胸の脇あたりからけっこう太い管を差し込んで、

穴が空いて漏れた肺の空気を吸引する装置をつけて5日くらい安静。

 

これだけ肋骨折ってると、寝るのが辛いし、起きるのが至難だった。

 

あれから1か月とちょっと経って、

まだ肋骨回りは痛いけど、

相当回復はしていて、今週末天気が許せばロードバイク再開したいなぁ、なんて考えてる。

 

けっこうな衝突エネルギーが掛かっただろうと担当医師に解説され、

それが肋骨回りを中心に吸収できたのは本当に幸いだった。

これが関節回りとか背骨とか首だったらと思うと、本当に不幸中の幸い。

 

 

今年の2月くらいに、夏まで頑張って練習して、

自分がちゃんと成長するか見極めて、もし伸び悩んで停滞することになるなら、モトクロスは一区切りしようとブログに書いた。

 

ここ1年、行けるときは毎週練習して、

5月の段階では、まだまだ走れそう、っていう自信を持てるようになっていた。

色々とライディングについて考えて、練習して、まだ速くなれるっぽい感触があって嬉しかった。

ここ5,6年の中では、一番モトクロスのことを考えてて充実していた。

 

 

こういう大怪我をする可能性は15年間いつも考えていて、

そうなったときに考えよう、

と、リスクを意識しつつ、やんわり無視して続けてきた。

爺さんになったとき、体に不自由が残る大きな後遺症を残したら、そうとう大変だろうなぁと。

サラリーマンモトクロスライダーは皆少しは考えることだろうと思う。

 

骨折は珍しくないスポーツだけど、

ダメージを負う箇所によって半身不随とか、場合によって死ぬリスクがあることを事実として意識はしていて、

自分にはそれが起きないだろう、と楽観的に考えることもできず、

たまに、不安になったりしていた。

だからこそ、いつも練習帰りのクルマの運転中に、普通で味わえない清々しさを感じられたんだろう。

 

 

治ったらまた乗ろうかどうかは答えが出てないけど、

今のところ、もう辞めてもいいかなと思ってる。

この数か月、まだ速くなる感触を感じながら練習できていて、それを確かめられるくらい集中できて良かった。

割と満足できたのか、あまり未練がないようなさっぱりした気分。

 

 

モトクロスやめるなら、別に夢中になれるものが欲しいなと、

とりあえず、

以前からやってみたいと思っていたギターを退院してすぐ購入して、

この一か月、毎日youtubeで勉強しながら練習している。

けっこう楽しくて、毎日必ず触ってる。

 

モトクロス用に分厚くなっていた手の皮はだんだんと消えてきてるけど、

代わりに弦を押さえる左手の指先がカチカチになってきた。

 

興味はありつつも

骨折をしなかったらギター始めることは、まぁなかったはずなので、

良いきっかけになったと思ってる。

 

 

先のことはまだ分からないけど、

とりあえずDUCATIで公道バイクには早く復帰したい。

そろそろストリートファイターV4SP2が発売になりそうだ。今のところV4Sから乗り換え予定。