モトクロスと加齢
今後の成長を予感できずにスポーツを続けられるか。
これは凄く重要な問いだと思っていて、
20代、30代は、執着し続けさえすれば、昨日の自分を少しでも進歩させることは可能。
これは生き物として、そうだろうって話。
自分の能力や才能から決まる限界値はあるだろうけど、
その限界の際まで成長できる人なんて極一部だろう。
ということは、
成長=変化はし続けると思う。
限界なんて終着点は、そもそも凡人には到達できっこない。
だからこそ、限界そのものが低下してこない限り、やり続ければ伸びるはず。
ただ、加齢によって限界が低下して、
どんなに頑張っても維持することすら難しくなり、やがてパフォーマンスが低下してくるようになったとき、
自分はどうするんだろう。
歳取っても速い人はいる、っていう他人の話じゃない。
加齢による劣化の程度が年数という数字で一律に決まるわけがない。
能力も健康も、みんな人それぞれ。
自分がどうかは自分にしか当てはまらない。
努力とかセンスとか環境とか、あとモチベーションとか、
色んな制約の中でやれることは決まってると思う。
やらないことで劣化していくことは簡単に起こるのに。
この半年以上、
けっこう頻度を継続してモトクロスやってるんだけど、
なんかイマイチ伸びない。
今日のように雨上がりで乾いて荒れた路面だと特に、自分の体格とバイクのミスマッチを痛感して、
思うように走れず、つらい。
これから夏くらいまでに、
自分で納得できる成長が叶わなかったときには、
モトクロスはやめようかなと考えている。
完全にやめるわけじゃなくて、1~2か月に一回くらい、たまに走って楽しむ程度でいいかもしれない。
今まで何度もやめようかと考えて、結局また走ってる。
ただ、
こうやって少しずつ浮き沈みしつつ、全体として緩やかに気持ちが下っていって、
ほんとにやめていくような気もする。
まだいけそう、ってなったら前言撤回で手のひら返しすると思うけど、
けっこう厳しいなぁと最近実感してる。
とにかく半年間、真剣に考えて走る。