モトクロッサーシュートアウト | バイクと自転車と本と

モトクロッサーシュートアウト

足回りが正常だとモトクロスは楽しい。
乗りにくい状態であれやこれやと半年も使ったけど、
自分がどういうサスセッティングを好むのかが分かったから良かった。

足が硬い状態のときは、
3速を使う時間が長かった。
なるべく高回転でエンジンを回してサスを使おうとすると自然とそうなった。

で、足回りをやわらかく、といっても他社の標準程度にすると、
以前のように、高めのギアで走ることも出来るようになった。

というか高めのギアを使えた方が明らかに速い。
高回転を使いこなすのはギアチェンジの技術が高くないと、細かいところでロスがあるような気がする。
高めギアで中回転から高回転を使うようにするのが、
アクセル操作以外の他のことに意識を向けることが出来て、ミスが少ない。

こういうときのKXのエンジンはかなり良い。
YZは低中速が強かったけど、やっぱりそっからが伸びない。
KXは中速から速い。
中速~高速、というパワーカーブを繋げて走ってるときが一番気持ち良い。
上手い人は高回転近辺のみを使ってしまうんだろうけど、
普通のライダーには、中速~高速の範囲が挙動もスムーズ。


ところで、以下のサイトで2012モトクロッサーの比較インプレがなされている。
http://www.motorcycle-usa.com/11/11661/Motorcycle-Article/2012-250-Motocross-Shootout-Conclusion.aspx
気になるデータとしては、
三速でのRoll-on accelerationだ。
ライダーインプレではエンジン性能はKXがダントツなのに、
15-40mphでのタイムは、スズキが1位で、カワサキは4位。
トラクション性能も絡んでくるので、単純なエンジンのパワー感だけではこの項目は伸びないんだろう。

他のオンロードバイクのインプレなどを見ても、
上記サイトはこのRoll-on accelerationを重視しているように見える。

実際に走ったときのスピードのノリ方、と表現すればいいのか。


それにしても、
スズキは良い、って周囲でも聞いてたけど、
日本とはコースが全然違うアメリカでもやっぱり評価は高いようだ。

ヤマハの成績がやたら悪いのは、アメリカのコース事情に合っていない、インプレライダーの技量に合っていない、
ということであって、
日本の平均ライダーには凄く良いバイクだと思うんだけどなぁ。