2011年9月15日木曜日21:18
昼に店の前を通りかかり、ふと見上げると看板が新しくなっていたのだが…
「元祖」…って、アンタは三苫やろうもん!
ちょっとツッコミを入れたくてその日の晩飯に店に行く。
あいにく大将は不在、何時もの若手と見知らぬオヤジとで厨房に立っていた。
オッと、噂通りラーメン値上げしとるな。
それでも本店よりは安いか。
所謂「元祖」価格に合わせたんやろうね。
とりあえず券売機で黒霧と野菜炒めの食券を買って席に着く。
ジャっと炒められた野菜炒めはワイルドで美味い。
ラーメンの材料を流用していると思うんだけど、なかなか個性的だと思う。
続いて餃子。
所謂博多一口餃子と違って、やや大振り。
ジューシーというよりチト水っぽいかな…。
縁のカリッとした所が美味い。
途中、高校生の団体がガヤガヤ喰っているのを眺めたり、替玉サービス券を握りしめてやって来た老人とのやりとりを眺めつつ(この御仁の名誉の為に割愛するが、その経緯は面白かった。)、ひと時を過ごす。
大将もいない事だし、ここらでラーメンをバリカタでオーダー。
ドン!
なかなか迫力のあるビジュアル。
元々長浜には似つかわしくないコッテリ系が売りのたくまではあるが、価格改定で、いよいよ本性を現したのか?
先ずはスープを一口。
ドロリとした口当たりのスープは脂がシッカリ乳化していて、粘度がスゴイ!
ちょっと塩っぱめの元ダレは何時ものたくまらしいが、出汁が迫力あるんで全く別物の様に感じた。
合わさる麺は真鍋製麺製の細ストレート。
粉っぽく、ボソッとした麺質がスープをよく持ち上げ、いかにも濃厚系博多スタンダードに向いた食感。
美味ぇなァ~。
スズっと啜ってすかさず替玉。
このドロリ系博多ラーメンは長浜には無い味わい。
正直、現在の博多ラーメンと長浜ラーメンの定義はよくわからないんだけれど、ここのラーメンはかなり美味いと思う。
個人的には、かつての「名代」的な位置付けになってくれればと思うのだが、イマイチその雰囲気が出ないんだよなぁ。
店の若いのに、大将店に出てんの?って聞いたら、最近はこっちには来ていないんだとか。
多少ウザい(失礼)感もあるんだけど、あのオヤジがおらんと店がしまらんような気がする。
らーめん ¥400 替玉 ¥100
住所:福岡市中央区長浜2-5-213
TEL:
営業時間:11:00~23:00
定休日:日曜日定休
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