いや〜、最近なんか涼しいなぁ、と思っていたんですね。
で、今 本当は、一年で一番暑くなっていくはずの時期なんですが、25度前後くらいで、先日の大雨に続き、なんか異常気象が続いているペナンです。
さて。
先日、仕事が一段落して、うちに晩御飯食べに帰ったんですね。
で、うちの場合、中庭のプールを横切って自分の棟のエレベーターに行くわけですが、プールサイドがなんか煙いんですね。
で、通りかかった人に聞いたら、『今日はフォギングだ』とのこと。
フォギング。
モスキートフォギングともいいますが、まぁ蚊よけの殺虫剤散布です。
東南アジアではデング熱が危ないので、原因となる蚊をフォギングで殺します。
ちなみに、フォギングは定期的にもしますし、コンドでデング熱患者が出た場合もします。
殺虫剤散布というと、あまり大した事なさそうですが、大型掃除機みたいな機械を背負ってモクモクと白煙を撒き散らすので、遠目だと火事に見えますw
とはいえ、今まで住んでいた所でもたまにあったので『あぁ、フォギングか』と大して気にもとめず、エレベータに乗り、自分の階へ。
すると、エレベータが上がっていくにつれ『ぶぅ〜んぶぅ〜ん』という巨大扇風機のような音が大きくなるんですね。
『あれっ!? フォギングって普通、地上でしかしないよね?』
一抹の不安を感じながら、エレベータが到着し、扉が開くと、そこは一面雪景色だった・・・
ではなく、一面真っ白。
煙でなにも見えない・・・
ヒロミ・ゴーも舞台ではいつもこんな気分やろか・・・w
ごほっ、ごほっ。
いや、ふざけている場合ではない・・・
このままでは、しぬ・・・w
慌ててエレベータの閉じるボタンを連打w
えっ!?
どういうこと???
わし、じつは今のコンド(マンション)で3件目ですが、いままでずっと高層階だったので、フォギングがあっても、地上から煙も上がってこず、ほとんど気に留めたことなかったんですねw
なのでフォギングと言ってもほとんど無警戒だったわけですが、このコンドでは殺虫剤散布を、地上だけではなく、まさかの上階の玄関までやっていたという!
(【後日談】デング熱患者が出たので、念入りにやってたようです)
とりあえず地上に降りて、家に電話してみる。
わし「あぁ、嫁ちゃん? あ・い・し・て・る♪」
よめ「ちょっとそれどころじゃないって! 家の中 すごい煙!! 火事かな?」
わし「フォギングだよ。今、家の玄関まで行ったけど、エレベータ降りる前に死にそうになったから、一度プールまで戻ってきたw」
よめ「晩御飯の用意してたんだけど、これ、だいじょ・・・」
ぶぃ〜ん・・・
うちの階でフォギングしていたスタッフが階段から降りてきた!
わし「おぃおぃ、さっきの人が階段から降りてきちゃったよ。わし、どこに避難すれば・・・」
よめ「戻ってきたら?」
わし「なんかプールの向こうにいけ、みたいなジェスチャーをしてるからゲートの方に戻ってみる」
よめ「晩御飯どうする? このまま作ったら、なんか身体に悪そう・・・」
ぶぃ〜ん・・・
どんどんスタッフがわしに圧力をかけてきて、プールの端からコンドの玄関まで押し戻されるw
・・・プールが見えなくなったw
わし「いや〜、しかし。ここまで大規模なフォギングは初めてだの、壮観やw」
よめ「で、晩御飯どうするの?」
わし「まぁ、この状態で家では食えないよなw やむをえまい・・・」
そして10分後・・・
みんなだいすき、鼎泰豊(でぃんたいふぉん)♪
(小籠包が有名な、台湾のミシュランレストラン)
太郎「父上、フォギングにはびっくりしましたが、ディンタイフォン食べれてらっきぃでしたね♪」
わし「そうやな、さすが鼎泰豊。フォギングでズタズタにやられた我々のハートを、優しく包み込んでくれる。・・・小籠包だけにぃw」
次郎「寒いね」
わし「だから上着を持ってこいって言っただろう。ここは冷房強いんだから」
こうして、過去最大規模のモスキートフォギングを浴びつつ、無事 生還を果たしたじゅごん一家であったw