「だからこれからの世の中は犬に對する智識をもつて今までより、もつともつと研究して行かねばならない。」
この言葉にとても共感しました。
私は以前、Twitterで『日本人がシェパード犬を飼う事の重要性』について書いた事がありました。
それは、当時から危機感があったからです。
ネットで私の危機感について書いた所、自衛隊関係者やOBの皆様から背筋の凍る様な実状を教えて頂きました。
そして、坂東忠信先生の御著書『在日特権と犯罪』を読み、治安維持の重要性を、益々、確信したのでした。
私のツイートとは関係ないですが、訓練士さんの話では、2015年前後の辺りから、シェパード犬の需要が高まりよく売れるようになったとの事です。
前でゅが5歳か6歳の頃に近所でシェパード犬を飼い始めた人がいました。
その子は今も元気そうで何よりです。
それとは別に、もう一件、シェパード犬を飼い始めた家があります。
どれも、雄の展覧会系なので、うちの子とほぼ同じ様な大きさ、体高65cm位に見えました。
ですが、残念な事に脚側が出来ていない。
散歩の仕方で犬の知識を身につけているかどうかが分かります。
隣町では刑事犬カールに良く似た訓練系の雄のシェパード犬を飼い始めた若い男性がいましたが、訓練所に預けていたらしく指示は出すものの犬ははしゃいで全く言う事を聞かず、1週間か2週間シェパード犬の吠え声が聞こえた後、消えてしまいました。シェパードの吠え声は特徴があるのでよく分かります。可哀想にあの子は処分されてしまった様です。
訓練とは犬を訓練所に預ければ良い訳ではありません。重要なのは犬を扱う人間の訓練技術と知識と経験です。
私もシェパード犬を飼う自信が付くまで15年程学びました。自分の未熟さの為に辛い事もありましたが、今は学んで本当に良かったです。
技術と知識と経験があれば女性でも扱えるのがシェパード犬ですが、それがなければ男性でも無理です。上級者向け犬種と言われる由縁かも知れませんが、コントロールさえ出来れば、これほど素晴らしい才能に満ちた犬種は居ないと思います。
流石、世界で活躍する使役犬だけの事はあります。
今年の夏頃だったか、四国犬の咬傷事故がニュースになりましたが、こういった事故を起こせば、犬は殺処分になる事も多いでしょうし、近所の手前、処分せざるを得ないでしょう。そうなれば、一番可哀想なのは犬です。
厳しい意見かも知れませんが、訓練士さんによるとやはり事故は管理ミスの問題との事です。
予防策としては、常に脚側を徹底し散歩中も犬をコントロールする意思をしっかり犬に伝える事と、せめて人や犬が居る所では口輪を着用させる事です。
どんなに訓練が入っていても、コントロールしなければ犬の突発的行動は制御出来ません。
訓練所に毎月何万円もの訓練費用を費やしても、それを活かす知識が無ければ事故のリスクを回避出来ません。そうなれば、訓練費用も無駄になってしまいます。
犬は人類最良の友ですが、それは犬の知識を身につけて初めて活かせるものです。
だから、シェパード犬を飼う上で最も重要な知識と技術の習得についても併せてツイートしたのですが、そこがよく伝わらない様です。
シェパード犬を飼うのは、車の運転に似ています。
車を運転する時に、メンテナンスをディーラーに任せただけで、シートベルトもせず、交通ルールを無視して危険運転する日本人ドライバーは殆ど居ないと思います。
自動車教習所で学んだ知識と運転技術を生かし安全運転を心がける筈です。
訓練所で脚側を教えるのも、シェパード犬との散歩の仕方を学び安全に散歩を楽しむ為です。
車で事故を起こせばドライバーの運転ミスが原因であるのと、実は同じ様な事なのです。
脚側を他の全ての犬種で散歩に取り入れたら、他の歩行者や自転車の安全も守る事が出来るでしょう。
犬の飼育免許導入についても昔ツイートした事がありましたが、これ、様々な所に書いていますが無意味でした。残念な事に不幸な犬を増やさない事を感情論で論じる人々は居ても、本当に実現に一歩近づけるアイデアは無視され続けるのが現実です。
これからもっと日本の治安は悪化していきますが、正しい知識と技術を身につけて実践すれば、犬達の素晴らしい才能を味方につける事が出来るのに本当に残念な事です。
「だからこれからの世の中は犬に對する智識をもつて今までより、もつともつと研究して行かねばならない。」
もっと日本が先人の知恵を活かせたら良かったのにと残念に思いつつ、今日も散歩に行きます。
まだまだ若輩者ですが、25年と思ったらもう27年。犬達の胸を借りるつもりでドッグトレーニングを学び始めてそんなに時が過ぎたのだなとしみじみ思いました。
初心を忘れず、今日も訓練に励み、少しでも治安の為に地域貢献出来れば良いと思います。