もうすぐ辿り着こうとしている
もうそろそろ視界が捉える

煙草の味が変わったから
皮膚の匂いが変わったから
カボチャ達がざわめきだしたから

夏よ
また会えるな



DUDE SG
誰にもばれないやり方で
自然と口裏を合わせた振りをして

弱さと甘えを盾にして
罪を剣に変え
偉そうに振りかざす

牽き擦られて
いっぱしの芸術家気取り

朝が目を覚ますと
剥がれた私は寝床に縮こまっている

夜の盗賊達は
今も変わらないんだねぇ



今日も誰かの素面を盗んで
おまえらの評判は
鰻をも凌ぐ


酒もってこーい!



DUDE SG
満月の夜は守られている
何者も踏み入れることはできない
高い城壁が侵入を防ぐ

曇りの無い石垣が
我々を躊躇させ、怖じけづかせる

あたかも威嚇しているかのように
はたまた恥じらいの微笑みのように
あるいは誘惑する瞳のように
美麗で可憐で淫靡な光を放っている

ああ
男たる太陽は
奪えないその時を
夜、満月に向けて吠え貫くのです

しかし
愛にほだされ
影を受け入れる時
その頑強な皮膚を
柔肌へと変える時

月はその貞操を見失い
光り輝くその両脚を
暗黒の太陽に開く

そして彼は
囁き、
愛撫し、
焦らしながら
幾日も費やし
彼女の心を奪っていく

謀略なるは滅びるがいい!
そのささやかな愛の前では!
そのひそやかで赤裸々な愛の前では!