塊根のジャンルに入るが、気まぐれに育ったかと思うくらい不規則な形をしている。
水から出して、時間がたつと皮が乾燥する。うるおいを失った冬の肌のようにかさかさだ。
そのためか、爪で簡単に剥くことができる。
外側は白味がかった黄色と反対に、中身は明るい黄色。
切ろうとすると、すぱっと切れず、包丁を前後に動かしつつ切るとよく切れる。
横断面にしてみると、ひげのようなキメ細やかな「糸」が生えているのが見える。
そして、いまにも垂れそうな汁が光を放つ。
嗅いだ印象は甘い。しかし、一口食べたところ、舌にぴりぴりする辛みを感じさせる。
舌を覆うような熱さにたとえてもよい。
そして、辛みが和らぐうちに、やんわりしたハーブの香ばしさがます。
臭みを消すのに最適なスパイスである。
嫌いだったころは、眉をひそめるような味であるが。
ご飯との相性がよく、よく漬物として食べられる。
どんぶりもの、特に牛丼と一緒に食べてはじめて、そのおいしさを覚える。
以来、こころ温まる暖かさだと思うようになる。
地域によって、防寒対策でお茶にして飲むこともある。
想像するだけで食欲が誘われる味だ。
おなかが鳴る前に筆をおくことにしよう…
さて、そのこころは?