『鴛鴦襖恋睦』(おしのふすまこいのむつごと)
右近がね、まー、キレイ。
踊りも秀逸。
なんざましょ?この方、
最初は「顔が長いのがちょっと」とか思っていたが(失礼)
ちょっと左の口角が上がって、
やや三白眼気味なところが、
あー、浮世絵だー、て。
『毛抜』(けぬき)
男女蔵が初役とな。
團十郎が後見としてずっと出ていて、あれ?て。
て、この演目は成田屋十八番ですからね。
しかし團十郎、ちょっと脇になったときのオーラの消し方?
逆に大役のときのオーラみたいの、やっぱすごいわ。
お隣の方なんて「気づかなかったー」て。
『幡隨長兵衛』(ばんずいちょうべえ)
でもってこちらは團十郎が主役。
やっぱり、かっけーです。
菊之助が敵役でした。ふたりが並ぶとやはり華やか。
『伽羅先代萩』(めいぼくせんだいはぎ)
そして今回私がいちばん楽しみにしていた演目。
菊之助政岡ですよ。
女性版「忠義のココロははた迷惑」の筆頭版?
乳母として、主君の若君第一で、我が子(実の息子の丑之助)を犠牲にします。
今風に言うなら、この千松くん、親ガチャ大ハズレって話です。
もう、ポスターの時点でド迫力
もうね、菊之助、すごいんですよ。
私、菊之助で観るの2回目なんですが、
でもって、これは玉三郎、こちらは映像で観たんですが
しっかり受け継いでおりますぞと・・・だから私は何さまなんだよ?
丑之助もねー、上手い、上手すぎる。
セリフの一言一言、所作のひとふりひとふりが会場の涙を誘います。
↓前回の様子はコチラ
夜の部は優待使って冒頭画像左下の席をGET♪
目の前でね、菊之助が子どもへの思いを切々と。
セリフ、ないんですがもう私、泣けて泣けて。
後半、客席いっぱいに伽羅の香りが広がります。
その中、團十郎もまた、花道で魅せてくれました。
もううっとりざます。
『四千両小判梅葉』(しせんりょうこばんのうめのは)
泥棒が出てくる話を歌舞伎では「白波もの」と言います。
松緑がなんと幕府の金四千両を奪います。
結局つかまってしまうのだが
生き別れた妻と娘に出会って、たぶん心底反省した?と思ったら
その後そうでもない?
江戸時代の牢屋生活って
やはりこういう感じで牢名主とかいて、上下関係厳しくて、だったのかしらん?
この日の観劇のおとも
上から
マンゴーのフルーツサンドとバターとつぶあんのどら焼き。
「本日中に」ということで安くなっててラッキー♪
そして幕間、やはり和光まで買いに行ってしまった今月のパイ
味はブルーベリーでございます。
この日はおにぎり持参だったのでお弁当は買わず。
帰りにコロッケそばをば。
わらわは満足じゃ