これはもう個人的な性分もあるのかもしれないが
食費や日用品の買い物に対しては、私はかなり『みみっちい』

いつも買うものには、私の中の『適正価格』というものがある。
一般に言う、いわゆる『底値』という奴だ。

例えば、ティッシュは、一応銘柄はあるのだが、298円なら買えるが、348円だと買えないとか、
人参一袋99円なら迷わず買うが、158円なら悩み、198円なら献立を変えてしまう。

肉の場合だと、息子は「シールが貼ってあるほうが食べ時でおいしい」そう教えられて育っている。
もちろん、このシールは『値引きシール』のことだ。
おつかいを頼むと、きちんとシールつきを買ってくる。
私は、値引きシールを持った店員さんを見つけると、後をつけてしまう。
(そのまま事務所に入られたりすると心底がっかりしてしまう)

夫が好きなチーズも、息子の好物の某ヨーグルト飲料も
それが食卓に上がるとき、彼らはうすうす気づいているはずである
・・・・今日は特売だったのだと。

ただ、そんな我が家の食卓にも例外はある。
『初物』や『旬』という奴だ。

それは梨だったり、イチゴだったり、寒ブリだったりさんまだったり、時にお酒だったり・・
近いところではお正月の八つ頭やくわいか・・
一応、店頭に『初物』とか『新○○』とかあると買ってしまうのだ。
誕生日のケーキも、必要以上に奮発してしまったりしてしまう。

それだけ出すならもう少し待てばいいのに・・
というか、バランスとれよ、もうちょっと・・・

そう思われる方は多いかもしれない。
もしかして、夫も、これでは日頃の節約は台無しだと思っているかもしれない。
経済感覚は、夫婦と言えども他人である。
お互い必要に思うところ、無駄にみえるところは違うのだ。
そこは、家族運営に支障が出ない限り、お互い認めようではないか。

これはもう、私にとっては『縁起物』の『ご祝儀価格』だったりするのだ。
いいではないか、これもまた『うるおい』、季節のうつろいを感じようではないか。

まあ、当然、それからしばらく価格が落ち着くまでは我が家ではお目にかからないが。