先週末に今年最後のライブを終えて、

今、心が満たされまくっている。

この上なく幸せで満足で高揚感があふれて止まらない。

 

その前日にわりと波風が立つ出来事があって

少しだけ心が波立って、不安になったけれど

うちのベーシストがそばにいるだけで

自分の軸がどこでどこを向いて立っていればいいのか

いつでも確認できる。

 

彼のメンタルはそれはもう

カーボンナノチューブ製なのか思わされるほど

軽やかにして不動。

宇宙エレベーターのようにブレないで

まっすぐ自分の真ん中に据わっているのだ。

 

硬かったり柔かったり

凹んでいたり突っ張っていたり

液体になったり固体になったり

始終落ち着きなく動いている

私の凡人メンタルは

いつも彼を見ることで落ち着きを取り戻すことができる。

 

ピアノの彼のメンタルは

きめ細やかなお豆腐メンタル。

ほんのささいなことにも傷付きさざめく。

小さな争いごとを目にするだけで

夜も眠れなくなってしまう。

それでいて状況を細かに観察してくれて

私がどんな状況なのか察し、思いやってくれる。

そんな絹ごしお豆腐メンタル君なのに

酒が入ると目が据わる(笑)。

プレイがピーターパンのように跳ね回る。

 

今年最後のライブは会場の都合で

ドラムレス。

この三人で初めてやった。

前日のちょっとした事件もあって

私とピアノは落ち着きなく揺れていた。

 

でも、優しいお客様やお店の支えもあり

何より宇宙エレベーターなベーシストの導きで

始まってみればみんなで一つの生き物のように

楽しめた。心の底から楽しめた。

 

お店のママからも

「仲がいいね~。うらやましい。

アンタ、すごい贅沢だねえ~」と

言ってもらえるぐらいに

充実したライブになった。

 

今のところこのメンバー(プラスドラム)でライブをやるたびに

「次も早く企画してね」とか

「ぜひ定期で」と提案していただけて嬉しい。

 

嬉しいのだが、喜ばれれば喜ばれるほど

不安になる

「次も満足してもらえるライブができるのかな…」

 

そんなしてもしかたない心配がふと頭に浮かんでしまう。

 

そういう時にカーボンナノチューブメンタルの

ベーシストを見ると、すべての不安が吹き飛ばされる。

彼からはいつも何からも自由で音楽だけに向かって

風が吹いている。音楽だけを見つめている。

音楽を楽しむことだけを考えてる。

(まあそのせいでいろいろコミュ的にアレではある)

 

そうなのだ。それが一番遠回りなようで一番の正解なのだ。

 

バンドの中に羅針盤があるというのは本当にありがたい。

どうか少しでも長くこのバンドの中にいられますように…。

(いや、私が企画したバンドなんだけど(;^ω^))

 

今のこの幸せだけでも十分に十分に満足。

ずっとあの幸福感がエンドレスに脳内を回ってる。

音楽って本当に脳内になんか出てる(笑)