今風に言うと授かり婚した時、

降ってわいた出費にもめげず母はありったけの愛情で

婚礼タンスとベッドを用意してくれた。

それらを設置した後で

まだ足りないことに気づいて買ってくれた、「5年は持つんじゃないかな」な、

カジュアルタンス。

30有余年の間こき使われ、

その間、思春期の息子にズタボロにもされた。

それでも捨てられず、これをリメイク。

元々はよくある木目調。

 

まずはハンドルを取り外して黒で塗装。

桶も外さず、中身も出さず

何とも横着な作業風景。

 

こういうの動画でyoutubeに上げてる人ってスゴイなと

改めて関心する。

絶対に作業時間の5倍は編集に掛かるよね。

ズボラな私は写真で記録するのが精一杯(;'∀')。

 

実は調子に乗りすぎて、

これの製作途中にカッターで

小指を気持ちいいぐらいスパーン!と

切りつけてしまって大出血。(この日からもう2日経ってます。ご安心を)

 

この時私の脳裏に浮かんだのは、丹下のおっちゃん。

 

ジョーが上まぶたを切って出血すると、

いつもワセリンを塗って止血していた。

それがいつも不思議だった。

 

「本当にワセリンでそんな簡単に止血できるのか?」

 

長年の疑問だった。

これは実験のチャンス到来と、

さっそく血が止まらない傷口にワセリンを塗りつけてみる。

 

すると…

 

止まっ……た?

 

一瞬止まった。

しかし、心臓より低くするとまた出血。

(上まぶたは確かに心臓より上だな!と気づく)

 

新しくしたばかりの刃だったせいか、

血がドバドバでるのにそれほど痛くはない。

何とかして作業を再開したくて、もう一つ試してみたいことを実験。

 

「湿潤養生」

傷口をガーゼなどで乾かさず、

体液で湿らせた状態にした方が治りが早いといわれるアレ。

再度ワセリン塗ってからサランラップで傷口を巻き巻き。

セロテープで固定。そしてポリ手袋。

 

何とか作業再開して、写真のように収まった。

(収めなきゃ寝る場がナイ(笑))

使ったのは黒の塗料とレザー調のカッティングシートとアイアンのハンドル。

ハンドル残り5つは発注して納品待ち。

ハンドルがないと閉められない(笑)。

 

これ、先に書きましたが実は2日前のことで、

その傷が信じられないぐらい早くキレイに塞がりました。

(一応少しピントずらしてます)

この長さをストレートに切ってるので

中央部はそこそこ深くやっちゃったはず。

なのにもう多少の圧迫では出血なし。

実験は成功ということで。(^▽^)/

めでたしめでたし。