植物の動きはとても緩やか。

これに比べればカタツムリなんか光の速さ。

新芽が土を持ち上げるのは何ジュールの力だろうか?

でもそれと同じ力がアスファルトを突き破る。

 

斎藤ひとりさんの動画を聞いてて

なるほどなと思ったこと。

「ゆっくりと、そして最小の力でなくてはならない。

自分の体組織がこわれてしまうからね。」

ふむ、確かにそうだ。

 

ちょうどいい塩梅をずっと続けるってすごいこと。

尊敬する。

 

2年前、枯らしてしまったアイビーから

避難させて水栽培してた小さなこの子たち。

 

2年経っても根っこが瓶の中でぐるぐる巻くほど育つばかりで、

葉っぱがまったく育たなかった。

暖かくなったので土に還してみた。

 

まず一つ、葉っぱも小さく少ない方から。

 

水栽培で育った根は、

土から水を吸い上げることが苦手なので

苦労して育ててきたのにこのタイミングで枯らしてしまうこともある。

何回やっても緊張するのだ。

 

土に戻して1週間。

おっかなびっくり観察していると

何だか葉っぱが大きくなった気がした。

根が活着してくれたのかな?

 

今日、もう一つを隣にもってきてみると

間違いなく育ってることが分かった。

 

もう一つの瓶の一番小さな葉っぱと、

最初の子の大きい葉っぱは同じぐらいだったのに

今は一番大きな葉っぱよりさらに育っている

嬉しい!

 

調子に乗って、もう一瓶も土に還してみる

水の中から新しい葉っぱが顔を出し、

我慢の限界アピールされてたから

一日も早く土上げしたかった。

うまく活着しますように!

 

水と光と窒素とカリウムがあれば

ぐんぐん育つ植物たちって

ものすごくハイテクな生き物だと思う。

 

人間は生きてるもの、生きてたものしか食べられない。

まだまだだねえ。