今日、仕事で袋にピーマン入れながら

ふと姑のことを思い出した。

 

舅と姑は、畑を借りて家庭菜園をしていた。

二人とも農家の出なので土に触れているのが

落ち着くと言っていた。

よくその野菜をもらったのだが土付きのため

集合住宅の我が家はその土が下水を詰まらせるのではと

今思えば贅沢な悩みをもち、またそれを理由に

断ったことも何度かあった。

 

家庭菜園と言えば聞こえがいいが、その野菜たちは

やはりスーパーで買うような整ったものではなく

食べられるようにするにはそれなりの手が掛かるものも少なくなかったからだ。

 

例えばピーマンは、皮が薄くて小さい。半分に切れば

これでもかというぐらいに種がびっしり。

今日、袋詰めしていたピーマンの大きさがそれを思い出させたのだ。

 

そして、姑がよく口にしていた

「私の育て方が悪かったのかなあ…」という言葉がつられて思い出された。

 

それは、ピーマンのことではなく、彼女の息子、娘、つまり

元・夫とその妹、弟。この3人が全員離婚したことを指している。

 

当時の私はそれを聞くたびに無言で「かもね」と思っていた。

いや、正直に言おう。

毎回、上から目線で「でしょうねー!」と心の中で叫んでいた。

 

それが!

今日、大変なことに気付いてしまったのだ。

 

「いや、ちょっと待て!」

 

「3人とも離婚したってことは、だ!」

 

「3人とも、一度は結婚したってことじゃん!?」

 

そう、ウチの子たちは2人とも未婚である。

結婚を、できたとかできないとかで語るつもりはない。

ないのだがしかし、

当時、姑に対して上から目線で批判していた自分が

とんでもなくおマヌケさんに見えてきたのだ。

 

天国のお義母サマ、二度と上からモノいいませんので許してね!

おバカな嫁でした<(_ _)>。

 

きっとこれからずっとピーマン見るたびに思い出すわ。そして反省するわ。