最近、また日本語でも英語でもない歌をよく聞くようになった。
そうするとアホみたいに当たり前のことだけど
人が生きている所にはあまねく音楽ってあるんだなと思う。
特定の言語が持つ独特のリズム。
とがったり、丸くふんわりしたり
飛び跳ねたり、ぬめったり
その言語でしか表現されないものってあるみたい。
それと、その国の持つ歴史が表現されていたりすると…
特に日本は国境=海で、陸続きの国境を持つ国が
辿ってきた悲しい歴史を知らない。
(占領下であったことと、植民地支配、国土割譲、征服されることは違う。
何が違うって国民の扱われ方が違う。)
同じ日本人でも戦前・戦中派と戦後派では
持ってる歴史観の間に渡れない深くて暗い川がある。
寄り添おうにも寄り添いきれない部分がもどかしいけれど
そこはそこで大切にしたい。
歴史が違うことは悪いことじゃない。
お互いの違いを大切にすればいいのだ。
昔、「戦争を知らない子供たちさー」と歌うテレビを見て
不愉快そうにしていた両親の気持ちが今一つわからなかったけれど
ある日、私はその一部分を知ることになる。
この曲を初めて聞いて
「めっちゃとっくに
生まれとったわ!
悪かったなっ!!」
と、全力でツッ込んだ時だ。(なぜ謝った)
まあそれは半分冗談だけど…
歴史は同じ国民も分断するなあと教えられた次第です。
ほんで、Dear Old StockholmてJazzの曲がありますやんな。
昨日ずっと聞いたり、調べたりしておりました。
この曲の元歌の「麗しのヴェルムランド」って民謡を現地で聞いたスメタナが
コレ↓作ったらしいんだけど
どちらも帰りたいけど帰れない祖国への郷愁が込められてる。
そういう境遇にいて初めて強烈な愛国心、祖国愛って湧き出てくるんだろうなー
どんな気持ちで聴くんだろう…と
戦後&アポロ後派のワタクシはあれこれ想像をめぐらすわけです。
わからないから余計にその人達の思いを大切にしなくてはと思うわけですよ。
かように真面目にDear Old Stockholmと向き合っていたはずなのに
Aメロ聞くと頭の中で勝手に
「赤い靴~はーいてたー おーんーなーのー子~♪」
とか
「およげ! たいやきくん」
が並行再生されてしまって困ります。
ヤメテー!( ;∀;)