姉が、私が父から譲ってもらったクルマに乗っかってるスキーキャリアをくれと言ってきた。


クルマもらってから、これどーしよーかなーと思ってたから

私、願ったり叶ったり。


何ならバーごとでもいいんだけどと言ったら

それは荷物積んだりするとき便利だからとっとけというのでそのように。


そして、元日お互いに実家で集合するのでそこで ということに。

言葉の端々に、「外すの時間がかかるからやっといて」な雰囲気が満々だったが

私はスルー。わかんないふりふりふり。 だってそんなの間違いの元だもの。


さて、当日。


実家に到着すると父が待ち構えていて

キャリアを外すという。


私、反対する。

「使う人が自分で外した方がいいよ。そんなことしない方がいい」


父、当然言うこと聞かない。

「気になって仕方ないから、オレが外す。外したのを玄関に置いておけばいい」


姉夫婦、到着。

私、受け渡す。

「お父さんが外したいって言うから外させて、玄関に置いてあるよ」


姉夫婦、了解するも、目視確認のみ。

手にも取らず、ましてその場で取り付けもせず。


私、念を押す。

「ねえ、大丈夫? これで本当に使えるの?

 もしもバーと合わなかったら、バーごとあげるよ?」


姉、腰を上げない。

「これと同じの使ってて壊れたんだから大丈夫間違いないよ」


宴もたけなわ、父、退席、就寝。


私、気になるので帰り際にもう一度念を押す。

「もう私達帰るけど、ほんとにいい? 大丈夫?」


姉、笑顔で見送るだけー。



そして、80キロ弱の帰路、のこり数キロ地点

時間にして出発二時間後、ケータイに甥っ子から電話。

姉はズルいねー、自分で掛けてこりゃいいのにさ。


「ねえ、そっちにキャリアのネジ、1個残ってない?」


予感的中ーーーーっ!


私、開いた口ふさがらない。

「だ・か~ら 言ったじゃないのォ~♪」と歌いたいのを噛み殺し


「外したのはお父さんだし、このクルマには何もないよ

 外した人に聞いてみて」


といってももちろんご本人はすでに夢の国。


甥っ子はわりと理論的な子なので

なんとかこちらの言うことを素直に理解し、諦めて電話を切ってくれた。


これだけならよかったんだけど、その直後

母から同じ内容の電話が。


こっちは、私がどれだけ説明しても話が噛み合わない…。

イライライラ  ライライラライラーーーイ。


電話を切るのに、甥っ子の倍はかかったよ。

まあ歳をとるってこういうことかしらね。

でも何だか、私が悪人のようだわーっ。不本意っ!





簡単に済ませられることを、手抜きしてずっと難しくする。


こういうのが私、一番キライなのよーーーーーっ!


こんなもの、本人が自分で外してそのまま付ければ済むことだったのよ。


自分の気が済まないからと、自分の仕事だけさっさと終わらせて

何もかも終わった気になってる人も困る。


そして、時間がもったいないと人の手を煩わせ、申し送りにも真剣に耳を傾けず

その後さらに煩わせ、結局使えるものも使えない事態に…。


こういうばからしい事態を避けたいから、そうならないように立ち回る癖がついてる私。

せめて別の人が一つの仕事をするなら、申し送りぐらいきちんと受けるべきだわ。

なんでこんな当たり前のことがこの人たちはできないのかしら?



前にも書いたような気がするけど

やっぱり小さな確認を怠ると、こういうことになるのよね。

この人たちと仕事場が同じでなくて本当によかったわ。



そいでもって、もっと根本的に腹立たしいのが

こんなに出発から時間が経ってるのに、こんな電話してくるって どゆこと?

数分後ならわかるよ。「帰ってきて~っ」もアリだよ。



万一、クルマにネジが乗ってたらどーしろってことよ!?


まさか今からUターンして持って来いってか!?


そなもん! ゴムで縛っとけ! ゴムで!!!





と、新年早々 どたまのてっぺんから噴火してしまいましたとさ。



あー、ちっせえなあ 私ってば。 はっはっはっ。


は~あ…。