この人、好奇心の塊みたいな人で、93年の生涯で、
すごくいろんな分野の研究をしてるんだけど、


彼が大きな業績を残したのは、特に各分野の境界にあたる部分なんですって。
今で言うニッチ産業ならぬ、ニッチ学問ね。


イギリスのニューサイエンティスト誌による「史上偉大な20人の科学者」で、
アルベルト・アインシュタインと共に選ばれた

唯一の20世紀の科学者でもあるそうよ。


単独でノーベル賞を2度受賞(化学賞と平和賞)した唯一の人物でもあって、


あのアインシュタインや湯川秀樹博士も参加した
ラッセル=アインシュタイン宣言(核の平和利用を世界に訴えた宣言文)

に署名してるよ。


ただ、今回の本題の、彼の

がん患者への

ビタミンC大量投与治療法の妥当性は、


生前には政治的妨害もあってか、


(当時アメリカが推めていた核武装「マンハッタン計画」

 キッパリ反対してたから)


はっきりとした効果を世間に認めさせることは残念ながらできなかったのよ。


彼の死後十年を経て、カナダで行われた臨床試験で、

やっとその可能性を証明されたけれど


(それが前記事の05年の記述)

重要な毒性を与えることも分かっていて、


高用量ビタミンCの点滴投与は患者に



腎不全や下痢などの副作用は

十分に立証されているんですってよ。


どどーん!



それでも、ビタミンCの癌細胞への選択毒性も、

2005年に実証されて、米国科学アカデミー紀要に報告されているんだから、

彼のビタミン研究が後進に与えた影響はとても大きかったってことね。


前記事のAさんも、ビタミンC大量投与と「抗がん剤を併用してる」

ってことだから
抗がん剤を全否定でなくって、相乗効果を狙ってるってことよね


今では抗がん剤が効く部位ってのがかなりわかってきてるみたいだし。




ライナス・ポーリングの残した言葉が素敵過ぎるのよ。


「年とった、ひとかどの人物が話すときは、

 敬意をもってその人の話を聞きなさい。
 しかし彼のいうことを信じ込むんじゃない。
 あなた自身の理性に照らさずに信頼してはいけない。


 年寄りは、たとえ髪が灰色だったり抜けていたりしても、
 恐らく悪い事にノーベル賞受賞者だったとしても、

 間違っているかもしれない。


 …そう、だから

 いつも懐疑的でなくてはいけない。

 いつも自分で考えなさい。」



激しく同意するわ。 (´∀`*)


「疑うことから始めよう」

http://ameblo.jp/ducati-400ss/entry-11313611622.html


っっしゃー!!