金属加工コースは、全36ユニット(課程)を6か月で習得が目標。

当初は「6か月頑張れるかなぁ」と思ったが、始まれば面白くてて楽しくて「あっという間」。

それが、あと5日通って終わり・・・・

寂しいなぁ。

就職先も決まっていないが問題なんだけど、それよりも「ポリテクで訓練ができない」事に喪失感が大きい。

就職先を「ポリテク」にしちゃおうかしら。

 

TIG溶接   

満足できるレベルになっていないのに溶接課題はどんどん進む。

隅肉溶接も「光明が見えた・・・?」ところで終わり。

次なる課題は「突合せ溶接」。

おー、溶接試験を想定した課題なのだ。

papaさまは、7月に溶接試験を受ける(先日その費用を日本溶接協会に献上(17000円))。

この試験に合格するために、なんとしても会得しなければならないのだ。

ポイントは突合せの裏面に連続且つ安定した溶接ビード(裏波)が出せるかどうか。

 

まずは、SUS 3.4㎜ GAP無し 一層目「なめ付け」

訓練します

訓練します

何をしても裏波が出ません。

先生から指導を受け、上達の速い仲間のアドバイスを受け、少しづつ状態が変わるのが楽しい。

悩み、考え、実行し、悩み、考え・・・の二日目の昼に「コツ」を掴む。

溶接池の「見るべきポイント」が見えるようになる。

見えれば何でもない事だけど、そのポイントに気づくまでが一苦労。

 

次に、GAP2.0mm 一層目φ2.0溶加棒 二層目φ2.0ウィービング

なめ付けの応用で何とか出来るでしょ。

訓練します

訓練します

訓練します ができません

全く違う

「溶接池のアークホールに溶加棒を差し込むだけ」なのだけど

・アークホール形状が安定しない

・溶加棒を差し込めない

基本の部分で躓くのだから、うまく行く訳が無い。

でも、先生から指導を受け、上達の速い仲間のアドバイスを受け・・・・

少しづつ変化が現れてくる

一番上・・・・

なめ付け 裏面 初回品  裏波が全く出ていません。

二番目・・・・

なめ付け 裏面 三日目 ねー、安定して裏波が出てるでしょ!

三番目・・・・

GAP2㎜ 表面  初回品 アークホールに気を取られて溶加棒が間に合わず。

四番目・・・・

GAP2㎜ 裏面 二日目 乱れは有るものの、なんとか裏波が繋がりました!。

 

あー面白い。よおし、外観を極めるぞ。

と思ったのに「課題を変えます。横置きなめ付け溶接です」ですと!

 

横置きなめ付け    

今まで下向きで溶接していたのを、縦に・・つまり壁面に横方向にTIG溶接をすると言う事。

まずは、溶加棒を使わず「トーチをローリングさせる」のだ。

ローリング TIGトーチ先端を母材に接触させ、ねじるように動かしながら溶接を進める事。

このねじるような動きが実に難しい。

先生は、いとも簡単に実演を行うので軽い気持ちでやってみると・・・

トーチが進まない!

トーチが滑る!

腕が疲れる!

上達の速い仲間のアドバイスを受ける。

Y君 腕の動かし方が違います。押し込むように「こう」です。

その「こう」を実演してくれるのだが、なかなかうまく行かない。

papaさまを後ろから抱え込むようにして、腕の動かし方を教えてくれる。

狭いブースで親父二人が絡むシーンは不気味だったろうなぁ・・・

でも、これで気づく。

今までは同じリズムでトーチを動かしていたが、教えてもらったトーチはリズミカル。

グィっと押し付けて動かし、軽く戻す・・つまりメリハリをつけて動かす(言葉じゃ難しい)。

その結果、

一番下が、最終品。

少々焼け気味(アルゴン圧力低下・・)ですが、直線に安定してリズミカルに「なめ付け」ができました。

それまでの「曲がる、先端が飛ぶ、切れる」とは大違い。

上級者から見ると笑っちゃう出来ですけど、2時間でここまで変化できたのは凄い!

自分で自分を褒めちゃいます。

 

さぁ、残り5日。

試験対策も含めて、しっかり上達させて頂きますよ。

よろしくお願いします。

 

e.o.m.