写真撮り忘れました。後ほど追加掲載(追記・・写真載せました!)するとして、まずは文字だけ。

 

裏波溶接 一皮抜けました

できないできない。

山ほどやっても裏波が綺麗に出ない。

挑戦しているのは厚さ9mmの鉄板、その開先の奥を低水素溶接棒で埋めるのだ。

手を変え品を変え電流を変え角度を変え姿勢を変え・・・裏側に綺麗な溶接ビードが出ない。

最後に見直したのが「ルートギャップ」。

「埋まらない/溶接ビードが抜けないのは、ギャップが広いせいだ」と解釈して「2.0mm指定」なのに「1.8mm」で溶接していたのだ。

駄目もとで指定の2.0mmに広げて溶接したところ・・・

大成功!

アークが抜ける音の「ぐじゅぐじゅ、ずぼずぼ」音が面白いように聞こえる。

あー最高。

更に溶接棒を押し付けるように運棒すると「綺麗」なビードが出て来るではないか!

あー面白い。

 

問題は三層目

一層目を綺麗に仕上げれば、二層目は簡単。

イルミネイト4mmを190Aで溶かし込む。

三層目からはウィービングで溶かし込むが、ビードが実に汚い。

表面にはV字状且つ荒いビードが並ぶのだ。

それを隠そうと四層目を丁寧にウィービングさせるとビード左右にホール状の跡が残る・・・。

手を変え品を変え電流を変え角度を変え姿勢を変え・・・

悩んでいると

「注意点整理してみました」と丁寧に書かれたメモを差し出す受講生。

少々溶接経験がある30代中盤のY君。

少々の経験は実に参考になるので、しょっちゅうアドバイスをもらっている。

有難い有難い。

 

メモを参考に溶接を進めるとずいぶん改善。

溶接棒の角度と電流値が良くなかった模様。

確かに「溶融池を注視しろ」と言われるものの、良く見えていなかった・・・

どーも、

・電流が高めでアークが大きくなり、

・更に溶接棒が寝て、

・アーク長も長め

その為、溶融池が後方に散っていたんじゃないのかなぁ。

それらを一つづつ見直していくと

おー、「溶融池から溶接棒が生えている」感じになりました。

あー良かった。Y君ありがと!

 

ちゃんと溶接できているか

自信作を曲げ試験にかけました。

ガンガンに焼きの入った9mmの炭素鋼をこの機械は曲げてしまいます。

すんごい力。

この機械にかける前に、溶接を済ませた板からテストピースを切り出します。

刻印→バリ取り→荒磨き→裁断→磨き

の順で加工してテストピースを仕上げ、テスト面を下側に向けて試験機にセット。

ぐにゅーっと力をかけます。

おーっ

(2021/1/25 21:00追加掲載)

イーじゃないですか!割れ有りません。

 

先生に見せる。

イーですね。    あれ? 裏表逆ですね。

papaさまはミス!

テスト面を逆にセット!(表面試験予定片で裏を裏面試験予定片で表)

なんてこった・・・・・

 

e.o.m.