緊急事態宣言が解除されて初めての週末が終わろうとしている。

昨日書いたように、金・土は実家に帰ったが、今日は一日じっと家にいた。

それが当たり前の生活スタイルだったから特に不自由はもう感じないけれど、まぁ一応外出可になったことからすれば、巣ごもりしていたことはちょっと異常である。

コロナが蔓延る前は、休日、誰かと会う予定がなくても、必ず一人でどこかには出かけていた。単純に、家にい続けることに耐えられなくなるから。
それが今やすっかり、まったく一人でいても容易く自分の機嫌を取ることができるようになっている。
うっかりまだ緊急事態宣言下にあるように思ってしまう。いやそれくらいの気構えでもいいと思うが。

仕事が、一応本格的に、とは言え段階的だが、再始動する。
不安は、生活リズムを戻せるかどうか。
はっきりと乱れまくっていたから、これは大変だろうなぁ。しかもその期間たるや、これまでのどんな長期休暇の比ではない。

またコロナ前のように、いつもの時間に、いつものメンバーでの仕事の毎日になる。
前にも書いたが、そのとき、きっと、「あれ? 新しい能力身につけた?」みたいな驚きが見られるだろう。
会うたびに「ひたすらだらけてしまって、何もしていないわ〜」とどの同僚も言うが、知っているのだ、人はだいたいそうやってこちらの守備力を下げようとすることを。

そんなふうに謙遜を美徳とする向きもあるだろうが、実際、自覚していないが確かに身についた能力はあるに違いない。
自分でさえ、それが何であるか分からないけれど、巣ごもり(=合宿)で身につけた何かしらはあると思うのだ。

さっき、日課となっていた夜の散歩に行ってきた。こんなに毎日行ける日々は、一旦最後だろうと思ったから。
21時頃。まず、ジョギングなど含め、外で見かける人の数が多い。運動の人もいるが、帰宅なのか移動中の人も多く目についた。
大学生くらいの小集団もたくさん見かけた。
そして、お店で楽しそうに呑んでいる人たちもそれなりに見た。
この町の日曜日って、こんな感じだったなぁと、かなりの確度で思い出した。

こんなふうに、ほどなく活気を取り戻していくのだろうなと、なんとなく見えた。

素人なりの展望だが、解除されたから、慎重な日本人とは言え、人の移動はぐんと増えるに違いない。
それに伴って、一度、感染者数は増えるだろう。
そこでだ。
それくらいの想定できそうなことを念頭に入れておくこと。それはこちらがやらなければいけない仕事だ。
(そんな人あまりいないと思うが)何も考えなしにいて、一旦増えた感染者数の報道を見て、鬼の首を取ったかのような大声を上げる様だけは勘弁してほしい。
とにかく、自分でも考えよう、ということ。
よく言われるんだよなぁ。そうだ……! と、めっちゃ悔しい気持ちになるやつ。