宅配便で目が覚める朝。
注文していたエプロンがもう届いた。むろん嬉しいが、こんなにも「最速」でなくてもいいよ、と思う。このスピード感、どこかの工程で誰かが無理をしていないだろうか。そこがもし自分なら、働いているうちに消耗してしまうように思う。
慣れないエプロンを色々試してみながら、そんなことを寝ぼけた頭で考えていた。

あと、驚き。
「コロナの事情で、サインは頂いていません」と、さらっとした名前の口頭確認だけで終わった。
「いつもありがとうございます」が、自分の口から、今日はじっくりと発声されたされたように思えた。

いつかラジオで聴いた話。
この在宅期、ネットショッピング爆増で配達が大変なのでは、という心配に、配達従事者さんは、「むしろ皆さん家にいるので再配達が少なくて助かります」と言うそうだ。
どうだコロナ見たかこの美しき返し! と、時々こんな自分が顔を出す。

かっこいいエプロンに満悦し、今朝もいつものようにコンビニへ新聞を買いに行く(二回目からは「いつもの」使用可というのは持論)。
とりあえず今日も読売。
ついでにアイスラテも注文する。こんな組み合わせなんぼあってもいいですからね。
でも、これじゃあ小銭がなんぼあっても足りないことになるからクセになる前にラテは控えたい。
行って帰ってくるのにVoicyがちょうど良い。

午前いっぱいは新聞を読む。掛け布団を、時期にあったものに取り替えたりもしたっけ。

午後は、ちょっとだけ買い物へ。
洗剤やら細々したものがまとめて無くなりそうだったので。
すると、所定の棚にマスクがまさに並べられて補充、補充、どんどん補充、がされる瞬間だった。
ここのところずっと、その「所定の棚」には、マスク不足を告げる案内と、代わりにグッピーラムネやら食べきりサイズのサッポロポテトベジタブルなどが並んでいた。
「このマスクの棚に、マスクが並ぶことってあるねんなぁ」とぼんやり思っていたら、きびきび働くお姉さんに「どうぞー!」と上限である2袋を渡された。
え、とたじろいだが、要りませんとはさすがに言えず、まったく予定外にマスクを買うことになった。
日曜日のラジオで言っていたが、ぼちぼちマスクが再び店頭に並びはじめているらしい。
それで、何らかの事情で大量にマスクを所持していた人が今慌てて路上で売りまくっているそう。

実際、昨夜の散歩道で、ある倉庫の前に即席の販売台が完成しており、手書き看板で「マスクあり〼。50枚入り3500円。個数制限なし」と書かれていた。
さすがにその日の営業は終えていたが、見本として積まれていた空き箱を見ると、日本語はどこにも見つけられなかった。

実際の効果についてあれこれ言われているものの、それでも今、マスクが手元にあることの安心感は大きい。けど、過ぎたるは猶及ばざるが如しのマインドを忘れずにいたい。

エプロンデビューの晩ごはんは、安定のリゾット。
加えた一手間は、米を炊くためのスープを、熱々に加熱しておくこと。それを何回かに分けて加えていく。炊いている間、米を触り過ぎない。
ずいぶん上手く食感を作れたと思う。というかお手本リゾットを外で食べた経験値がなさ過ぎてつらい。
思いつきで、仕上げにカレー粉を振りました。カレーリゾット。美味しくできたが、もうあと1分炊くくらいがベストだったようにも思う。

楽しく40分散歩。
コンビニスイーツとコーヒー。ブログ(これです)。ピアノ、皿洗い、シャワー。
夜の流れはいつの間にかきれいに出来上がっている。
なんだかんだ楽しめているのが、何というか、何て言うんやろ。な。